「フォークブルース」を歌うことで音楽活動に新しい活路をみつけたビッグ・ビル
しかし、運命は皮肉でした 彼はガンに・・・それもよりによって「喉頭ガン」にかかり、手術の結果まったく声が出なくなりました
しかも術後もガンは進行し、ついに1958年に彼は亡くなりました
人生の終り近くでは決して彼が望んだ形では活動できなかったビルですが(実際に彼自身こういったスタイルは本当はやりたくないとシカゴに戻ると周りに漏らしていたそうです)
彼が亡くなったときの葬儀には多くのブルース界の仲間や彼を慕う人たちが集まったそうです
その中でも後にビルに色々と世話になったことに対する感謝の気持ちをビルの曲ばかりのカバーを集めたアルバムを出すことで表わしたブルースマンが居ました
皮肉なことですが、彼こそがまさにビッグ・ビルたちのやっていた「ブルーバードスタイル」を過去のものにしてしまった「シカゴブルースの革命者」だったのですが・・・
次回はそのブルースマンの話をすることにしますが、最後にビッグ・ビル・の名曲を紹介しその奏法をちょっとやってみますね
高円寺ライブハウス ペンギンハウス