マディ・ウォーターズのバンドやシカゴブルースについてはまだまだ書きたいことが一杯あるのですが、このコーナーはギターに絞って書いていますのでその話はいずれまたどこかの機会で書かせていただくことにします
それではマディーのギターについて
初期の「アリストクラート」に吹き込んでいたマディは彼が元々ミシシッピでやっていたデルタスタイルのボトルネックギターを弾いていました チューニングは「オープンG」
こんな感じです
しかし、バンド編成で演奏するようになってから彼のギタースタイルが大きく変化します 「ボトルネック」は彼のトレードマークですからそれは止めなかったのですが、スタイルが大きく変化しました
それまで主に「オープンGチューニング」で弾いていたのですが、それを「レギュラーチューニング」にしてスライドを弾いてました こんな感じです
レギュラーチューニングの利点は「どんなキーでも演奏できる」というところです
たとえば「オープンG」チューニングだとキーがEとかFの曲はすごく弾き辛い 「オープンD」だとCとかが苦手です
そこでこのレギュラーチューニングにするとどのキーでも柔軟に対応できる バンドブルースをやるためにはこれはとても便利なことです
ただ、弱点もあります それはギター1本では弾き辛いということ・・・必ずサイドギターやベースやピアノなどが必要になる
でも、裏をかえせばそれだけバンドブルースに特化したギタースタイルです
マディのギタースタイルの変化 そこにはマディたちのあとにシカゴにやってきたあるギタリストの影響がありました その名は・・・
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