ただ２サイクルエンジンにはいくつかの問題点があった まず「音がうるさい」 もちろんマフラーが付いてるので暴走族のバイクのような音ではないのだが、ボボボボボ・・・という独特の音だ そして「燃費が悪い」これは２サイクルエンジンの一番の弱点で、エンジンンの中に前の燃焼した排気ガスがわずかだが残ってしまうので、どうしても悪くなっちゃうのだ そして４サイクルエンジンとの最大の差が「オイルも一緒に燃やす」というのがある エンジン内の潤滑のためのオイルをエンジン内でガソリンと一緒に燃やすのだ だからつねにオイルを継ぎ足していかなければならない そしてもうひとつ最大の欠点が「スピードが出ない」ということだ 高速道路でも１００キロ出すのがやっと・・・
こうした２サイクルエンジンの軽自動車がもつ諸々の弱点・・・しかし、自動車についてはまったく無知だった僕にはそういうことはあまり気にならなかった
それよりもその車の形と色・・・それに惚れ込んでしまった ワインレッドのなんだか丸っこい車体・・・「可愛いじゃないか！」
こうして「SUZUKI CARRY 4WD 550cc 2cycle 」昭和５６年製 ５年落ち・・・が僕の最初の「愛車」になった
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