僕の八ヶ岳話 29

「須玉インター」で中央道を降りそこから国道141号を清里に向かう ここからもずうっと昇り・・・何しろ標高差が500mはあるのだ ここからはさすがに僕らの車が先導することに 友人はきっとイライラしたことだろう 結局普通なら2時間半くらいで着くところを僕らは4時間かかってやっと到着したのだ!


家に着くとまずやることがある 締め切ってた窓をすべて開ける 篭っていた空気を追い出し新しい外気を入れる もうひとつ、冬の間は水道が凍らないように「不凍栓」というのを閉めてある これを開けるのだが、これがけっこう面倒くさい 不凍栓は真っ直ぐに掘られた直系10センチくらいの穴の一番底にある それくらいにしないと外気の温度で凍ってしまうのだ! もちろん手では届かない 特殊な金属の棒を差し込みそれで栓を回すのだ 栓が開くと家中の蛇口から一斉に水が吹き出す これは蛇口の中に残った水が凍って蛇口が壊れてしまうのを防ぐためわざと開けっぱなしにして空気を入れるようにしてあるからだ

どうですか、これだけ面倒くさいことをしなければ冬をやり過ごせない・・・いやいや、実際はもっと面倒くさいことがあるのだが・・・その話は後日にすることにして

まずは荷物を下ろさなければ 僕とかみさん、友人とその奥さん・・・テンコ・・・は役に立たないのでこの4人でなんとか荷物を運び入れた

そしてお約束の「酒宴」が始まる 友人とビールで乾杯

「いやあ、参ったよ! 矢島くんの車、本当に遅いんだもの」
そういう友人に「まあまあ」としきりにビールを勧める・・・早く酔っ払って寝てくれ・・・そんな思いだったが、とにかく彼らには感謝してもしきれなかった

そして清里・・・八ヶ岳の新居での最初の夜・・・どんな夢を見たか・・・

いや、きっと夢も見なかったに違いない 僕はもうクタクタだったのだ

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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