僕の八ヶ岳話 66

こういったピクニックや「デイキャンプ」を繰り返しているうちに、もっとDeepなものがやってみたくなってきた
「ねえ、キャンプ行きたいね!」

僕はそう言い出した ちょうどその頃僕はアウトドア専門雑誌の「BE-PAL」を愛読していたのだが、その中にこんな情報があった
「第○回BE-PALサマーアウトドアミーティング」という催しのお知らせだった
それは8月の週末の三日間、長野県の川上村にある「小川牧場」というところを会場にして大掛かりなキャンプフェスティバルを開くというものだった

「これ行きたいね!」「行こう行こう!」僕ら夫婦はすっかりその気になっていた

しかし、当時の僕らはキャンプ道具なんてものはほとんど持ち合わせていなかった BE-PALを読むと「これは持っていたい、これも必需品」・・・というような記事が一杯溢れていた 今になって思えばあれは当時のバブル景気を反映して各アウトドア用品メーカーが仕組んだ戦略なんだとわかるのだが、当時の僕は「これと、これは持ってなくちゃ」・・・とすっかり”信者”に成りきっていた(笑)

しかし、一度にそれだけのものを揃えるのは経済的に無理だった そこで近所のホームセンターで安いテントを購入し調理には携帯のカセットコンロ、家にある鍋やおたま・・・紙の皿や器・・・そんなものを持って僕らは出かけた

会場までは家から車で約1時間、僕の職場からも30分くらいのところだった

入り口の受付でチケットを購入し会場内へと進む そこには広大な景色が広がっていた

「うわ~、スゴい!」 広い広いその会場にはびっくりするくらいの大勢のキャンパーたちが集まっていた

高円寺ライブハウス ペンギンハウス出演するには?

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする