縄文トークショウについて 3

小松さんは笑顔を浮べながら私に言いました
「よほど縄文がお好きなんですね!」
そりゃそうだろう・・・こんなシーズンオフの平日の寒い中2週も続けてやってきて1時間以上も見学を続けるなんて・・・余程の変人だ そこで私はこう答えました
「いえ、今まで縄文に対してそこそこ興味も知識も持ってました ところが、ここに来てここの展示物や解説を見たらそれまでの僕の縄文に対する考え方がまったくひっくり返されたような気がしたんです」
すると小松さんは「我が意を得たり」というような表情を浮べながら、縄文の土器や土偶やその他のさまざまなものについて詳しくそれもものすごく判り易い言葉で説明をしてくれたのです その日だけで僕の眼からウロコが10数枚は落ちたと思います それはとてつもなく深くて意味があって・・・そして面白い話でした

「この土器のこの模様は実は○○を表わしているのです」「土偶は必ず壊された状態で見つかることが多いのですが、それには○○という意味があるのです」・・・などなど

歴史の裏に隠されていた「何か」が初めて見えた・・・そんな感じがしました

そしてずいぶん色々な話を聞かせてくれたあとで小松さんはこう付け加えたのです

「もっとも、縄文時代を研究している他の考古学者たちからは私たちの解釈や意見はほとんど異端視されてますけどね」

そう言う彼の顔は悪戯好きな少年のような笑顔でした

この日をきっかけに私の井戸尻通いはもう本当に生活の一部のようになっていきました

縄文トークショウ+修子&ジミーライブ』
●小松隆史(長野県井戸尻考古館館長)
●仲田修子(vo),ジミー矢島(ag)
11月17日(土)open 19:30 start 20:00
charge\2000(2ドリンク付き)

高円寺ライブハウス ペンギンハウス出演するには?

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする