修子’S Night    15日

いやあ、ライブリポートの書き込みが翌日になったのは久しぶり しょうがないのだ 昨日は当の自分が出演それもフルタイムだったからパソコンに触ってる時間すらなかった というわけで昨日の仲田修子ライブのリポート 今から書きますね
夕方近くまで雨が降っていて今日はどうなるかちょっと心配だったお天気もライブが始まる頃には雨も止んで、高円寺駅前は衆院選前日の候補の集会で大騒ぎ・・・そんな中大勢の皆さんに駆けつけていただいてライブはスタートした 今回のオープニングアクトはhanTako 今年は大活躍の彼らは今日で年内36回目のライブだそうだ それだけに息のあった演奏はもう素晴らしいの一言 いつも全力投球のたこボーだが今日は特に気合が入っていたように思う 客席からは大きな声援と拍手が そして、MCを書いてきた原稿を読むという前回大好評だったパフォーマンスもあり最後は仲田修子のリクエストに応えて「持ってないぜ」 客席からも大声がかかった たこボー・ハナコお疲れ様 今年のhanTakoペンギンハウスはこれが最後 来年もよろしく!

そしていよいよ我らの出番 まずはジミー矢島、瀬山研二、有海治雄、石田幹雄のバックアップメンンバーでのインスト 曲は僕からのリクエストで石田幹雄ソロから始まる「Blue Monk」 うーん石田ピアノいいねえ これ本当に気持ちがいい そしてエンデイングとともに今日の主役の仲田修子登場 まず1曲目は「ドライジンブルース」 気持ちのいい4ビートに客席はすぐにスイングしはじめる 続いて「ラ・コンドル」 彼女の最近の最高傑作だ 僕もバッキングギターに最大限の神経を集中して・・・客席もいい雰囲気になっている 今日はいいライブになる そんなことを予感させるいいスタート そして全部で5曲演奏して1部は終了
短いインターバルをはさんで第二部がスタート ここら辺に来ると全員もうエンジンが暖まり切っていい感じだ 二部は長いしけっこうハードな曲が多いので最後まで体力が保つかが課題 直前にちょっと風邪を引いて心配だった修子の声も問題ないようだ さあ、ここからはもうトップギア入りっぱなしのステージだ おっ、気がつくと僕のすぐ横でピアノを弾いている石田幹雄がときどきうなり声を出し始めた これは彼が本気だというしるし そして、その期待は外れではなくまもなく彼の指先にある鍵盤からはとてつもなく気合の入ったまるで激流のような音があふれ出してくる その激流の中で僕は曲のビートや小節の頭という杭を打ち続ける・・・修子もすごい集中力とパッションでそれを支えつつさらに激烈なボーカルでそれに応戦する・・・そう、これはもはや闘いだ 「サマ-タイム」が始まる 石田ピアノのイントロはもうどこかの宇宙空間まで客席を連れて行ってしまうようだ カウントが始まる 曲の最初のビートは僕のギターにかかっている すごいプレッシャーだ この曲では僕のギターは「弾く」よりも「叩く」といったものになる ギターのトップに打ち続ける右手の手首がひりひりし始めた・・・見るとそこの皮がめくれてる・・・前回に続いてまた負傷だ
曲はそこから「夜が明ける前に」というものすごく静かで張り詰めたナンバーに 客席はシーンと静まり返る 石田ピアノがまた別の宇宙に客席をワープさせる 修子の語りが遠い太古の世界を観客に垣間見せる・・・曲が終わると今度は有海が立ち上がる そして聞き覚えのあるイントロ 「みなさん わたしは あの有名な・・・」その言葉だけで客席が「うわ~~!」とこんどは一気に沸点に達する ご存知「シンデレラのお姉さん」だ そして「国立第七養老院」で完全に客席はレベルメーターを振り切る もうこうなるとステージも客席もあまりカンケイない ペンギンハウスは一つの燃焼体になっていた そしてアンコール「カモ~ン Baby dun’t you・・・」ここは高円寺だ!

・・・こうして高円寺ライブハウスの夜はふけていった・・・

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