それぞれのワールド 19日

今日は暖かかった 近所のサクラも五分咲き・・・しまった!今日はダウンジャケット必要無かったなあ 世の中は相変わらずごたごたしている では今日19日(木)のライブレポートを

最初の演奏者はカーリーズ佐藤 彼のトレードマークといえば通称「ブライアン・ジョーンズモデル」と言われるあの独特の琵琶のような形のエレキギター・・・正式には「VOX,MARKⅢ」というそうだ・・・彼はこの型をこの他にミントグリーン、ホワイトと3台も持ってるそうだ このギター、一見ビザールギターに思えるが音がいい 中低音がちょうどいい具合に抑えられていて、この手のギターに有りがちな「音痩せ」がなくぶっとい 歪み具合もピッキングに応じてコントロールしやすそうだが、これはきっと彼のピッキングが上手いからだろう そしてこの音が「いかさまDIRT TRACK RACE」「ブーブのネーネ」などの彼の疾走感のあるそしてシュールなR&Rによく似合うのだ!

2番目は新童リュージa.ka.ヨーロピアンパパ 今日は2本のYAMAHAアコギを持参・・・1本はピックアップで1本はマイクで・・・それぞれの良さを目いっぱい引き出していた そういえば少し前ペンギンハウスで与太って追い出された関西弁のおっさんが彼の店の看板を転んで壊したという「事件」があったのだが、その後もそのおっさんは相変わらず店にはやってくるらしい(笑) ところで、オリジナルではないが今日彼が歌ったきよしろうの曲がまさに今の日本や世界のことを歌ってて、あらためてあの人は「預言者」だったんだなあと痛感した 本当今の日本はエンケンさんもヤマグチフジオもミチロウも死んじゃって「くたばれ!」と言いたいやつほどふてぶてしく生き続ける・・・イヤな時代だなあ~

3番目はコトナシソ 今ペンギンハウスで活躍している若手のミュージシャンたち・・・たとえば昨日の太田平洋とか・・・皆素晴らしいし、どんどん「進化」し続けるところがすごいなと思わせてくれるその一人が彼でもある 元々テレキャスターをまるで自分の肉体のように絶妙にコントロールしながら時には爆音だったり怖ろしいほどの静寂だったりする世界を作り上げその中で歌うというよりは叫ぶ・・・そうだ「絶叫詩人」のような彼の挙動を見ているとまるで求道者のようでもあるしそして40分という限られた時間枠の中でひとつの演劇的にも思えるような完ぺきな「一筆書き」な演奏は本当に鳥肌が立つように感じる

最後の演奏者はらりはsolo もうエレキギターを持たせたら「ゴッドハンド」と言えるほどの彼があえてアコギでまたもう絶対誰にもできない「らりはワールド」を生み出す そう、僕と同年代の彼は紛れもなく「ロックやってる奴らは不良だ!」という時代から生き続けて来て、そして今また同じことを言われる(笑) そんなことにはお構いなく彼も自由だ 今日はいきなり僕が中学生の時に初めて買った洋楽のシングルに(誰だかは内緒)入ってた曲からスタート オリジナルも夜中の新宿の「やさぐれ感」を目一杯引きずり出すような怪しさもあるし・・・ そしてこれはやはり彼にしか出来ないと思わせる1940年代のギリシャの流行歌の演奏で使う独特のスケールのギタープレイ・・・本当にいつまでも「不良」で居てほしい!

今日のオムニバス動画です


高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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