ギターギター 73

シカゴからはるかに南へ下ったミシシッピ州 そこにある「クラークスデイル」という街に1人の若者が居ました 彼はなかなかのギターの名手でたまに独りで、あるいは仲間と一緒に酒場などでブルースを演奏していました

ある日、彼の噂を聞きつけた独りの白人の民俗学の学者が彼のところにやってきました その名前は「アラン・ローマックス」

彼は車に簡易式録音機材を積んでアメリカの田舎の各地を飛び回り、その地域で活動するさまざまな「フォークミュージシャン」たちの演奏を記録していました たとえば「アメリカフォークソングの父」とも呼ばれていた「ウッディー・ガスリー」をはじめて世に紹介したのも彼でした そのアランがミシシッピに来たのはかの伝説の「ロバート・ジョンソン」を見つけて彼の演奏を録音するためでした ところが、やってきたアランをがっかりさせる事実が判明しました ジョンソンはすでに死亡していたのです

がっかりする彼にある人物がこんな情報を伝えました
「ロバート・ジョンソンと同じくらい上手いブルースマンが居る・・・そいつのところへ行ってみれば?」 ということ

そこでろマックスが訪ねたのがその地域で農業に従事していた1人の若者・・・名前を「マッキンリー・モーガンフィールド」といいました

さっそく彼の家を訪れ交渉しこの男と彼のソロ演奏と音楽仲間と一緒の演奏を数曲収録しました 1941年に収録されたそのテープは今もアメリカの国会図書館の資料室に収蔵されているらしいですが・・・こんな曲でした

そうです! アラン・ローマックスが録音を残したその男 彼にはあだ名がありました その名前はその後全世界の人々が知ることとなります 「マディ・ウォーターズ Muddy Waters」です

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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