風景         31日

今日のライブは企画イベントだった 企画したのは「ミックスナッツハウス」・・・ペンギンハウスでは「半バナナ」という名前で出演しているユニットにドラムが加わったバンドだ そして、今回は金沢で活動するシンガーソングライター杉野清隆のCD発売を記念して彼を中心にしたライブだった それにしても今日のペンギンハウスは凄いことになっていた リハが終わったあとミックスナッツハウスのメンバーが店内に色々なデコレーションを施したのだが、それがはんぱじゃない・・・飾りつけが終了するととてもペンギンハウスとは思えない光景に・・・しかし、まるで「祭壇」のようになったステージ後ろの壁の真ん中にはあの「ペンギンさま」が すごいねえ これはやっぱり「ペンギン教」なのか?

そして、このデコレーションの中始まった演奏・・・これも決して負けてなかった Salta AL(サルタ・エアライン)というユニットはいきなり被り物を被った女性が登場・・・その巨大な「人頭」を脱ぐと美しい女性が現れた この人が水谷さるころというシンガー キャラ設定としては「キャビンアテンダント」そして横でギターとコーラスを担当する「機長」はミックスナッツハウスの林漁太 されに反対側で鉄板焼きを担当する「シェフ」はスティールパンの小西弘人だ この3人の演奏は「エアライン」と言うだけあって「フライト」に関係するような歌詞でけっこう笑えるような内容・・・聞けば彼女は「漫画家」でもあるそうだ あの冒頭の被り物は彼女が描いたマンガキャラだった とにかく楽しいパフォーマンスだった

そして、2番目に登場するのが今回のイベントの主催者のミックスナッツハウスだ このユニットはペンギンにレギュラーで出演している半バナナにドラムのノムラが加わっただけの編成・・・という先入観はみごとに裏切られた まったく「別物」だった ボーカルのハヤシのギターはいつもと違って歪み系の「爆音」だし、ヤスイのベースもいつものウッドではなくエレキベースだ そして、バンド全体の音がとても烈しくロッキンしていた 聴いてるとこちらのほうが彼ら本来の音のような気がする リョウタの歌い方もいつもよりはアタックが強い さらに3人のコーラスがいい 「ワカメとメカブ」という曲のオープニングでは3人がアカペラでDoo Wapのようなスタイルで歌ったのだがヤスイのバリトンが素晴らしかった!このトリオ いいバンドだ

そして、最後に登場するのが今夜のメイン 杉野清隆だ それにしても前にこれだけ派手な出演者ばかりでやりにくいのではないか・・・そんな心配が少しあったのだが、彼が使い込んだMartinのアコギを抱えてマイクの前に座り歌い始めると空気ががらりと変わる 静かに淡々と歌うオリジナル それのどれもが実に渋い それに彼の声がまたいい 歌がじんわりとゆっくり染みこむように彼の歌には細やかなフィルターがかけられているようだ そして淡々と話すMCも味があって面白かった そんなシンガーの彼があのハヤシリョウタとは高校時代の同級生で一緒にバンドをやっていた仲だという 彼に言わせると当時のリョウタは「勉強もスポーツもできて音楽も上手かった」ということだが「そんな彼が今は色物をやってるとは・・・」には思わず爆笑した しかし、彼の歌を聴いてるうちに僕はそんな2人がやはり少年~若者の時代に同じ景色を見ていたんだな・・・そう感じた そして、最後のアンコールに応えてミックスナッツハウスのメンバーをステージに呼んで杉野&ハヤシのDuoが実現したとき、僕にもその「風景」が少し見えたような気がした そんな2人が昔やっていた曲 「さよならスノトレ」スノトレは雪国で使われるスパイク付きのブーツのことだ 僕もスノトレを持っているのだ

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