おなかいっぱい    28日

今日最初の出演者は別糸とも子 別糸は「ベッシー」と読む 彼女がリスペクトする戦前ブルースの女王(淡谷のりこではないよ)ベッシー・スミスにちなんで付けた名前だ その名前もあって彼女のサウンドはアコースティックギターを中心としたちょっとカントリーミュージックにブルースが混ざったようなスタイルだ バックの2人のギタリストが時にマンドリンを弾いたりコーラスを入れたり、とてもツボを得た気持ちいいサウンドを創りだす 今日はじめてやった30年代のだという旧い曲・・・よかったな

2番目の出演者はHOTNUTSというユニット 今日はvo/g ,g/cho ,b/cho ,ds/cho ,per/cho ,keyという6人の大編成 この分厚くさらにタイトで迫力のあるサウンドにのってボーカルはさらに強力でブルージーでソウルフルだ こんないい演奏聴かされたら昨日のライブの疲れも吹っ飛ぶねえ そして、アンコールに応えて演奏したのはお馴染み小阪忠の「機関車」 これはもうしびれた

3番目はお馴染みの泥窪だ 昨日の仲田修子ライブを聴きに来ていてそのあとの打ち上げでも遅くまでいて今日は大丈夫だろうか・・・という心配もあったがそれは取り越し苦労だった 元気・・・というより集中力の強い気合の入ったライブだった それにはひとつ理由があって、今日の泥窪は柴田耕司というすばらしいドラマーとのジョイントユニット この柴田ドラムが本当に素晴らしい なんていうか「歌心」があるというか変幻自在な彼のドラムはレンジが無茶苦茶広い 彼にかかるとリズムがまるで有機物みたいだ その音を得て泥窪の曲がなんだか一層深く光り輝く 最近の彼の演奏はすごくよくなってるのだが今日はそれがさらにブーストされたような感じだった

そして、最後に登場するのはこれもペンギンハウスではお馴染みの2人組ボサノバユニット Lounge Farmだ いつもお洒落な感じの気持ちいい曲をボサノバに限らずフレンチポップスやアメリカンロックなどから拾い出してきて小気味よく味付けして聴かせてくれる 今日初めて演奏した2曲のフレンチポップス ちょっと変わってて面白かった そしてトランペットのイシカワヤスシが参加しての何曲かはジャズっぽい味付けでこれも美味しかった ああ、ご馳走さまでした~

・・・こうして高円寺ライブハウスの夜は・・・

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