どこまで行くの         25日

今日のペンギンハウスは平日だけど出演者は5組 最初の3組はすべてアコギの弾き語りシンガーたちだった 最初の演奏者はコイズミツトム 彼はステージに登場するといきなりこんな歌を歌った 「ペンギンハウスで オアシス聴くと 妙な気分~」それはたぶんアドリブだと思う というのも今日はオープニングのBGMに「OASIS」の曲をかけていたからだ コイズミくん、あとで聞いたら昔はイヤというほど聞いてたそうだ そう、オアシス流すのは僕も初めてだった さて、その彼の曲の歌詞の中で「茶沢通りから井の頭通りへ・・・・」という部分があったのだが「茶沢通り」ってどこにあるんだろう・・・どこかで聞いた記憶はあるんだけど 静かに演奏する彼 その呟くようなスキャットが僕は好きだ

そして同じマイクセッティングで次の演奏者が登場する コーヘイフジノ 彼もアコギの弾き語りだ ステージに来てセッティングをしている彼を見てふと気がついた 「コーヘイくん、今日は上から下まで衣装が黒づくめなんだね」「ええ、前回もそうだったんです」・・・それは失礼しました(笑) 彼が最近黒にこだわるのは何でも去年の大晦日に出た美輪明宏がそれまで金髪だった髪を黒く染めて出演したのに影響を受けたからだそうだ 人間って色々なものに影響受けるんだね 今日も彼の独自のスタイルの曲「銀行強盗に行こう」や「カエル」などのほかに新曲(?)をひとつ 「ポンコツ音頭」という本当に音頭スタイルでできた曲だが、これがファンキーで面白い!「ポンコツ音頭でヨヨイノヨイ」という囃子言葉もいいが「逃げりゃラクになる/死んでやる」という歌詞がコーヘイらしいなあ(笑)

そして同じマイクセッティングでもう1人が登場 岡田哲 彼はペンギンハウスにもうずっと出ているユニットBASTETのベーシストだ ソロで出るのは今回で2回目 今日の彼は新しいギターを持ってきた なんでも最近購入したばかりのGIBSON J-50だ 60年代のやつだったかな・・・彼は10何本もギブソンを試し弾きしてその中から選んだんだそうだ ちょっと弾かせてもらったが、さすがにそれだけ時間をかけて選んだだけあった実にギブソンらしいいい音がした いざ演奏に入るとこれがまたマイクのりがすごくいい サウンドホール近くだと低音を拾いすぎてしまうので思い切り離してほとんど12フレットあたりで拾ってみるとこれが最高にいいサウンドになった 5フレット付近まで動かしてもマイクで拾えるんだからすごいギターだ オカダくんいい買い物をしたね! そのギターのおかげもあったのか今日の彼のは実に落ち着いて安定感のあるいい演奏だった とても2回目とは思えない また強力な弾き語り兵士が1人増えたぞ!

そして、ここからは2人組ユニットだ まず女性シンガーの別糸とも子 今回はバックにアコースティックギタリストのイズモ1人だけの参加 このイズモ氏のバッキングギターがまたツボを得たいい音出すんだよな~ 「ギャラガー」というあまり一般にはお馴染みではないがあのDoc Watsonがずっと愛用していたメーカーで¥だ ピックアップのセッティングもいいらしくて生音に近いいい音だったなあ そのギターの音だけで歌う別糸とも子 今日も彼女の好きなルーツミュージックからいい曲を選んできたなあ ピアノとギターでやったあの曲 何ていう曲だったっけ・・・いいね

そして最後も2人組で女性ボーカルと男性のギター ららばいてりい&さっちん だ 彼らは前身だったバンドの時から一緒にやっているので息もぴったり!ズッコケ方までいいコンビネーション てりいはむこうの名曲に訳詞というより自分の詩をあてはめて作る名人 ディランでもニール・ヤングでも彼にかかれば「てりい節」になる そこへあの予測不可能なロッカーさっちんのボーカルが加わるともうこの2人のユニットには誰もかなわない さっちん、のってしまうともうマイクワークもへったくれもなくなっちゃう(笑) でも声は聴こえる・・・また今夜も声振り絞って・・・てりいも暴れる!ロックロックな2人・・・どこまで行くの?

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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