真っ赤な夏      3日

暑い! 本当~に暑い!! 今日の東京の最高気温が35度だって!?

もう外に出たらジリジリと焼け付きそうな熱気 まだ7月は始まったばかりだというのに・・・今年の夏は記録的猛暑になるという予報が早くも的中したような・・・イヤな予感

こんな日はちょっとでも涼しいものが欲しくなる・・・そんな3日(日) ペンギンハウスライブはもうそういうのにぴったりなこのバンドから始まった
きぬがさや 女性サックス奏者を中心にag ,b ,dsの4人編成のこのバンドはジャズっぽいのだがすべてリード奏者のキヌガサのオリジナル曲を彼らは演奏する

ソプラノサックスとクラリネットから出るこの涼しげな音とクールなバンドサウンド・・・思わず心地よくて眠気が襲ってくる・・・今夜は寝苦しいだろうからこういう音がいいなあ
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2番目に登場するのもこれまた納涼サウンドを送り届けてくれるギター奏者 小川トオル
インストトリオelectric junk のギタリストとしては「デイブ・ギルモア」並みのスピーディーでスリリングなギターを弾く彼だが、ソロのときはクラシックギター1本で実に涼やかで爽やかな演奏を聴かせてくれる

ビートルズナンバーから昔の「椰子の実」からオリジナル曲の「是政」とか・・・じっくりと身体の中に染み込んでくるような気持ちのいいギターサウンドを時にはループを使いながら聴かせてくれた
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・・・ここからがらっと変わる それまでが「そうめん」「冷やし中華」だとしたらこれはその真逆の「激辛カレー」みたい・・・かな? 暑さをホットさで吹き飛ばす これもいい暑さ対策だ!

3番目に登場するのは たこボーsolo
「たこボーband」や「hanTako」のg/voたこボー 今日はソロでギター1本での勝負だ

彼の動きはマイクにくっついた口を中心に身体が大きく揺れる その先でギターはもっとはげしく揺れる その烈しい動きの中で汗をかきながら彼の歌はストレートでパワフルなメッセージを送り続ける そのハートの部分は一切ぶれない揺れない・・・

そしてたった独りでも彼のギターはじつにしぶとくビートを叩きながらそこに芳醇に練りこまれたような太いノートを切らさずに歌を支える そういう演奏のときたこボーはいつもよりさらに腰を落としてビートを腰でがつんと受け止めながら弾く ここが彼のかっこいいところだ
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そして最後に登場するのはクールさの裏側に熱さを隠し持つギタリストらりは そして今日はドラマーの 長谷川真子 とのDUOだ

まずこの長谷川だ 以前ここに「どろんこ」が加わったトリオのときも触れたが彼女のドラムは実に素晴らしい まるで「リズムマシン」のように正確でまったくブレないビート、そして余計なことは一切しないそのドラミングのストイックさ・・・それでいて人間性がたっぷり出てくるプレイはいつも聴いててほれぼれしてしまう

そのドラムと自身のギターで歌うらりは・・・そういえば昔たこボーがらりはの追っかけをしていたとかいう噂を聞いたような・・・(笑) とにかくたこボーをはじめ多くのギタリストたちに影響を与えてきた彼のギターは本当に素晴らしい

ビートをしっかりと刻みながら鳴り続けているギターの音をぐうっと切らさないようにやはり腰で溜めながら繋いでゆく・・・言うのは簡単だけどこれがどれだけタイヘンなことかは同じギタリストとしてよくわかる・・・こんな素晴らしい演奏ばかりを聴かせてくれた4組の演奏者 本当にいい夜になったなあ
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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