今日はお盆休み最終日 昨日の夜は高円寺の庚申通りを歩く人の数が久しぶりに多くて・・・ああ、戻ってきたんだな・・・そんなことをぼんやり思ってた さあ、お盆休み最終日のペンギンハウスライブは５組の対バン スタートはなんと１８：００だ
そんな早くから登場したのは ソラトブ だ いつもアコギとエレキでエフェクトボイスで現実離れした不思議な世界を創り出す彼だが今日はなんとウッドベースとのDUOだった おっと、ベーアン仕舞ってしまったわ！ 慌てて引っ張り出す ベースが入った彼の演奏を聴いてると、いつも聴いてるお馴染みの曲がちょっと違って聴こえる・・・いや、かなり違って聴こえたりもするか
アコギとウッドベース・・・う～ん、なんだか懐かしい そうそう、昔「カレッジフォーク」ってのがあったなあ・・・そんなことを思い出してしまった
２番目はピアノ弾き語りの 大野慎矢 いつもはチェロ＆バイオリンの菅原雄大とのDUOだが今日はソロ 押しつけがましくないピアノに乗って歌われる 山村暮鳥や大手たくじやラングストーンの詩 なんかお盆のラッシュとかで疲れた身体なんかにとても効きそうな優しいサウンドだ 言葉が自然に染みこんでくる・・・
３番目は g/vo ,dsの２人ユニット ピーフラン だ 薄暗いステージの上で真っ黒な衣装にサングラス いつものコスチュームで２台のアンプを唸らせて・・・爆音ユニットかと言うとそうではない どちらかと言うとうねる様なゆっくりな歩調で彼らの演奏は進む 本当に真夏の真夜中の町をゆっくりと歩きながら目に入るもの・・・そんなのが曲になっているみたいに 叙事的な彼らの曲はけっこう僕は好きだ
４番目はソロシンガーが登場する 「山崎怠雅グループ」というユニットでギターを弾いている山崎怠雅（とまさ） ペンギンハウスには久しぶりの登場だそうだが、僕は始めてだ この人・・・一言で言うと「上手い！」曲は殆どすべてスロウなラブソングが多かったかな とにかく歌が上手い、声がいい・・・それに増してギターがすごく上手い Taylorのギター（ハワイアンコアのいい音してた）を実にいい感じで鳴らしてサウンドも奏法もいいねえ・・・変則チューニングや僕もたまにやる４弦カポを使った奏法など・・・久々にアコギのいい演奏聴いたなあ・・・いやあ、刺激になる 最後２曲は川口雅巳がギターで参加 最後にやったちょっと烈しい曲もよかったな あのギター いい音だ
そして最後はその川口雅巳がステージに残ってほかにヨシノトランス（弦楽器）、飯島明美（フルート）山本浩一郎（パーカッション）といういつもの「ニューロックシンジケイト」とは山本がいるがドラムじゃないし、川口も今日はエレキギターじゃなくてガットだ ヨシノトランスの抱えているのはインドのシタールに似た弦楽器「エスラジ」と言って、トップには皮が張ってあって弓で弾く形だ そして、演奏が始まる・・・なんかリバーブがすごく深くて・・・最初は演奏全体の輪郭がなかなか見えてこなかったし、おまけにどこかで派手にハウリングが起きるが・・・どこだ？・・・なかなか発生源に行き当たらない（笑） あっ、原因は川口ギターだ！これは本人になんとかしてもらうしかないとして・・・エスラジとフルートの音がうねる様にミックスしていてどっちがどっちだかわからなくなってくる・・・うわ、うわ、 民族音楽ってPAマン泣かせなんだよな（笑） でも、だんだんと演奏全体の輪郭がはっきりしてくると う～ん、この独特のドローンな感じが気持ちよくなってくる それにしてもいつもの川口サウンドと比べるとずいぶん違った演奏だけど、彼の中にこういう要素もあるんだねえ うん、気がつけばこれもやっぱりロックだねえ・・・すごくロックだねえ
高円寺ライブハウス ペンギンハウス
