滲みるなあ     5日

ペンギンハウスライブ今日最初の演奏者は地味KEN だ

さあ、11月になったからどうかなあ・・・と思ってたら今日もセットリストには「Summertime」の文字が・・・おやおや、ジミケンさ~ん 夏はもう終わってますよ~ に対して「だって、レパートリーないもん」というお答え・・・そうかあ、冬になっても続くのか(笑)

前半は「上を向いて歩こう」や「アローン・アゲイン」などのカバーナンバー、そして後半は「明日になったら」「Wsr City」「俺の街」とすべて彼のオリジナルだ この「明日になったら」って曲、ちょっと聞いてると何気ない歌詞なんだけど・・・ようく聞いてるとなかなか重いテーマなんだよねえ・・・この年齢になるとちょっと滲みるなあ・・・

2番目は女性弾き語りシンガー アサダマオ 

しばらくの「休止期間」を終えてから最近の彼女はめきめきと精力的に活動をしている 今日のスタートは「ラフカディオ・ハーン」「江戸川乱歩」などの作家の作品や言葉をオマージュした曲が続いたが、さすがに「ミヒャエル・エンデ」という作家は知らなかったなあ・・・

彼女の曲の詞も面白いが(フンコロガシとかお尻からネコを生んじゃう乞食女とか)曲もよく聴いてるとなんか「現代音楽」のオペラみたいなところがあって・・・楽曲自体も面白いんだよなあ

3番目はやはり女性の弾き語りシンガー ペンギンハウスには初登場の 夜子 

ピアノを弾きながら・・・名前のとおり「夜」をイメージするようなちょっと暗さを孕んだ演奏・・・それはよく通る声で烈しく優しく・・・情念がそのまま声になっているような・・・時にはスペインの「カンテ」のような・・・ポルトガルの「ファド」のような・・・「怨歌」のような

そんな重量感のある歌い方と裏腹にひょうひょうとしたMCがまた面白い また新しいピアノ弾きが一人ペンギンハウスに現れた これからが楽しみだ 最後に歌った「シンガーソングライターはおよしよ」というような曲・・・歌詞が胸に突き刺さったなあ

そして最後は愛媛からやってきた弾き語りシンガー スズキリウイチ だ

今回は彼より一足先に「みかん」がペンギンハウスに届いていた それが彼が現在愛媛の「中島」という島で育てた作物なのだ

そんな”稼業”をしながら東京に実家があるというアクセスの良さもあってだが彼もコンスタントにここに出続けてくれている

今回は荷物の都合でベースではなくてギターの弾き語りだったが、ギターでの表現もいいよね

独特の噛み付くようなパンキッシュな歌い方が愛媛に行ってもちっとも鈍らない・・・

これからも愛媛←→東京を結びながらいい演奏を続けてほしいなあ

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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