「祝」・・・何を?5月19日

・・・何?はあとで触れることにして今夜のペンギンライブはまたまた始まる前から色々な期待感がつまった夜だ そんな夜のフタを開けてくれるのは誰かな
夜のフタの前にズブロッカのボトルのフタを開けたのは1番手出演のバンドセダンズとクーペスだ 若さのいっぱい詰まったボトルのフタが開くとスピリッツのストレートが喉ではなく耳に飛び込んでくる  とにかくリフの連続だ ギターソロなどはどんどんすっ飛ばしてビートで押し通してゆく 今の若いバンドはこういうスタイルが多いね 勢いいいぞ あとはステージングに慣れてくればもっといいバンドになるだろうね

そして、2番手のバンドらりはユニットが登場する 今度はストレートスピリッツではなく樽でゆっくり熟成されたラム酒のような・・・甘さとちょっとほろ苦さが交じり合った・・・大人の味だ なんだろう、このバンドのリハを聞いていたとき僕は「はちみつぱい」とかの70年代のバンドを連想してしまった それも5月の大阪天王寺野音で聴いていたあの音だ 日本語でうたうロックがまだ全然日の目を見てなかったあの時代、それぞれのスタイルで必死にそれぞれのバンドが模索を繰り返す・・・実験的なことも多かった・・・そんな時代をこのバンドは思い出させてくれた ボーカルのすっかり角を丸め込んだ(丸いという意味ではない)声とリードg三浦のリバーブたっぷりのフィードバック奏法などなど・・・ああ、懐かしいなあ そうだ、60年代の終りには「ジャックス」ってバンドもいたなあ・・・でも、これはやっぱり「今」の音なんだよね

さあ、3番手はもう今ではペンギンを代表すると言っていいロックギタリスト&シンガーたこボー率いるたこボーbandだ その味はそうだなあ・・・うんと度数の高いテキーラ? ストレートで飲むと喉やられるよ! でもそのヒリヒリが堪らない、クセになる味、いや音だ 彼の曲もギターも歌もまさにストレートど真ん中、いっさいケレン味のないロックは本当にいつもペンギンにいる全員をいとも簡単に幸せにしてくれる いつもありがとう、そしておめでとう・・・今日はたこボーの誕生日なのだ 演奏後僕に「いつもよりもがんばってしまった」とたこボーが言う でもあなたはいつでも全力だよね 今日の演奏も最高だった!

最後のバンドはお酒で喩えると何だろう そうだなあ・・・どこか知らない街に行ってふらっと入ったどうってことのない居酒屋、そこで出してくれた日本酒が今まで飲んだことのない銘柄で、うん?何だ 無茶苦茶に旨いぞお・・・ご主人!この酒何ていうの?・・・え?赤い夕陽 こりゃ一口飲むとくせになるなあ そんな音楽・・・かな ロックのスタイルに演歌がミックスしたのかその逆か・・・リードボーカルのたまちゃんの歌はもう紛れもなく少し昔の演歌歌謡曲なのだが、曲がなぜか途中から急に「Queen」のスタイルになったり、リードギタリストの音はカントリーに行ったかと思うとヘビメタみたいなタッピングが飛び出たりとか、このバンドは何が飛び出すかわからないが、赤い夕陽はとにかく楽しい!最後のアンコール2曲までたっぷり楽しませていただきましたよ
*ステッペンストーンのマスターの差し入れ
タコさんウインナー 44個あるのかな⇒

さあて・・・今夜は何を 飲もうかな 結局今夜も最後は酒か

・・・こうして高円寺ライブハウスの夜はふけていった

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