カントリーにやられた 20日のライブ

今日、MIXI仲間でもあるたこボーの日記につられて昼間に僕の大好きなJIMMIE RODGERSのアルバムを聴いていたのだが・・・それが夜につながるとは思ってもいなかった
今日のライブは企画もので「THE GREAT TUMBLING DOWN #18 BALLADMEN・・・」という長い名前で、主催がBALLADMENというバンドだった どんなライブになるのか、始まるまではちょっと想像がつかない そして、演奏がスタートした
最初のバンドはMAD MANIAXというごりごりのハードコアパンクババンド とにかく爆音で押しまくる 曲間のMCもすっ飛ばして短い曲を続けざまにやったかと思ったらあっという間に終わってしまった・・・
2番目はBEAT CARAVANというバンド 女性ベースを含む4人でちょっビートルズっぽいきれいなコーラスでごきげんなR&Rを演奏した

3番手は先週も出演したボロキチ これもごりごりのハードコアバンドで無茶苦茶勢いがいいしボーカルはとにかくパワフル 大声で歌いシャウトしジャンプして動く・・・若さがうらやましい・・・でも、この日二回目で彼らの演奏を聴いた僕は気が付いた みんなすごく上手いのだ ドラムもベースもギターも、一見無茶苦茶にやってるようでそのプレイはすごく高度でコントロールされている それにボーカルがまた上手い、第一声がいい 終了後彼にそのことを言うと照れながら喜んでいた
さて、ボロキチがもう竜巻のようにペンギンをひっかき回してもう客席は大盛り上がり このあとはどんなすごいバンドが出てくるの?そう思ってたらテンガロンハットを被って妙に穏やかな表情のおじさんがテレキャスと不思議な足踏み式ドラムを持って現れた この人が4番手のROCKIN  ENOCKY ひょうひょうとした風貌で始めた演奏はまさにカントリー音楽だ 両足でバスドラ(ものはスネアにすごく近いけど)とハイハット(こんなに低くてもハイ?)を鳴らしチエットアトキンスのようなギターを弾きながらとてもいい声でテキサスあたりで聞けそうなゴキゲンなカントリースイングを歌う・・・うわあ、昼間のJIMMIEはこれの予言だったか そして、さっきまでハードコアにがんがん乗ってた若い客たちがまるで同じような盛り上がりで彼の演奏にのっているじゃないか そうかあ、ゴキゲンな演奏って年齢や時代やジャンルにカンケイないんだねえ そうそう、思い出した R&Rの誕生にはカントリー出身のビル・ヘイリーやエルビスが大きく関わっていたのだし、アメリカで最初にソリッドのエレキギターを弾いたのはカントリーギタリストで僕の大尊敬するマール・トラビスだったのだよ(知ってた?)盛り上がる客から大きなアンコール、応えて歌ったのはジェリールイスの名曲「火の玉ロック」 おお皆がツイストを踊ってる!
そして最後に登場したのはこのライブの企画者でもある(面白いいい企画だったね)BALLADMEN さすがにトリをつとめるだけあっていいバンドだ ボーカルに歌力(チカラ)がある 音のまとまりがすごくいい リハのとき一曲目の半ばあたりでもうPAの音作りができてしまった こんなバンドばっかりだったらPA側は楽だなあ さあ、ラストの一曲だ 少しでもいい音にして盛り上げなくちゃ・・・そこだ!リードギターのフェーダーを「グ~イ~ッ」とあげる うん、いいサウンドだ!あ、自画自賛じゃないか こうして今日のライブもいい後味を残して終わりました それにしてもあのENOCKYサウンドはよかったなあ カントリーミュージック恐るべし・・・さあ、今夜は何飲む? そりゃあバーボンでしょ

・・・そして高円寺ライブハウスの夜はふけていった・・・

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