業師たちの夜  9日

いやあ、今日は一日中言いお天気でよかったねえ

陽気もようやく春らしくなったしねえ・・・でも今日は昼前から「地下」に潜って録音作業だった

早く終わらせないと・・・いろいろあとに控えてるものがあるので・・・

さて、今日はまず弾き語りのこのシンガーから始まった

ペンギンハウスへは2度目の登場となるシンガーソングライターの 垂水秀人 だ

前回と同じモデルのいわゆるGibson LG-2のコピーモデル今回のはナチュラル仕上げで大きなピックガードがついてるやつだ 本番前にちょっと弾かせてもらったがネックがしっかりしていてその分音に「コシ」があるように感じた 彼はこのモデルが大好きだそうだ その気持ちよくわかる

小柄でよく鳴るギターって楽なんだよねえ・・・

前回の彼のライブのレポートで僕が「若いシンガーだ・・・」と言ってたら「ジミーさん、僕そんなに若くありませんよ」って でも彼のスタイルとか歌い方を見てるとあきらかに「山崎まさよし」や「スガシカオ」なんかのあとに出てきた世代だなあ~って感じる

歌もいいし全体の弾き語りの完成度がすごく高いよね~ ちなみに彼、今34歳だそうだ

それじゃあやっぱり若いよ~(笑)
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その垂水秀人を「そうだよ、まだ若い若い」と言っていたのがこの高円寺のライブハウスではずいぶんと古株になってきたシンガーソングライター なだのきよしき だ

今日も最近の相方 渋田広一(g)とのDUO 渋田は仕事の帰りだそうでスーツにネクタイ姿で演奏 今日はいつものアコギではなくフルアコのエレキギター・・・それもGRECOの旧いやつだ

このけっこう枯れたフルアコのサウンドとなだのきのガットギターのコンビナーションがまた暖かいお茶みたいないい渋さとほろ苦さを持ってて・・・聴いてて気持ちがよかった

そういえば今までよくやってるなだのきのオリジナル「お前と月が見たい」・・・今日はボサノバアレンジだった なんか別の曲に聴こえたなあ
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3番目の出演者は今日の中ではちょっと異端みたいになっちゃったかなあ・・・

アコースティックギター2本のDUOだがそこから限りなくアグレッシブな演奏をいつも引きずりだしてくる熟練の業師・・・そう 東京セッション

必ず最初は大地震の前触れのように「微震」から始まるかれらの演奏・・・初めて彼らを観たひとはそのごの「激震」「烈震」に度肝を抜かれるかも知れない(笑)

しかし、彼らはいつも直向に突き進む・・・走って走って飛んで・・・転んで・・・また走って・・・

そういうライブをもう何年もずっと続けてるって・・・すごいよなあ
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さて、今日最後の演奏者は久しぶりの登場となるユニット MΛNTRΛ だ

毎月一度は必ずといっていいくらい出演している彼等がなぜ”久しぶり”なのか・・・それはバンマスでギターのミヌマが前回仕事の都合で(年度末の影響だったそうだ)出演できなくて急きょ「じゃいあんと懇」というセッションユニットになったからだ

ミヌマが今日は居てこの3人(シラコとじゃいあん)が揃ってMΛNTRΛの演奏・・・いやあ、いいねえ

3人とも業師のうえに音の使い方が実に繊細でそれでいて聴いてるとなんだかワクワクしてくるような不思議なグルーブ感がぎっしり詰まってる

それにしてもミヌマのギターって音が柔らかいのはウェスのように親指の腹で弾いてるからなのだけど、それだけじゃない独特の艶っぽさがあるんだよなあ・・・この音僕も出せたらなあ・・・なんて思いながら今日の彼らの演奏を聴いていた
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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