なんか今日はよかったなあ・・・実力のあるバンドがずっと続いて出ると明らかに店の中に「磁場」みたいなものが出来るね そうするとその”磁力”がまた演奏者自身にも影響を与えるみたいで
今日最初の演奏者はペンギンハウス初登場のユニット 平和堂 だ
編成は バイオリン、チェロ、ベース、ドラム、電子ドラムにボイス・・・この編成だけ見てもなんだろう?って思うようなユニットだが、その演奏もかなり個性的
基本的にはインプロを土台にしているようだけどバンド全体の音の組み合わさり方がとてもいいセンスだ 色々な音楽の要素がその元の原型が見えないようにうまくブレンドされてて、知的で刺激的だ ボイスはちょっとTelepathic Swingerを思わせるようなスタイル・・・いやあ、面白かった!
2番目からはロックスタイルのバンドが続く それも今日はパワーユニットばかりだ
その最初は 9000SONICS g/vo , g /vo , b/vo , ds の4人編成 ドラム以外は全員がリードボーカルを担当するし、2人のギタリストもそれぞれソロを取るし、とにかくパワーがすごい
ただ、力づくというのではなくそこの音の中に彼らのうまいスパイスの利かせ方が生きていて、いい味付けになる 激辛だけど美味しいカレーみたい・・・かな
「激辛」といえばこのバンドもそうだなあ g/vo , b/cho , ds の3人編成のユニット ブラン だ
g/vo のアダチは一見穏やかな文学青年のような容貌を持ちながら彼のギターも歌も曲もかなりハードでパワフルだ ブランの出演のとき彼がいつも僕に渡してくれるセットリスト そこには曲目が順番どおりに書かれてあってその上に必ず大きな字で書き込まれている「爆音かつ歌がはっきり聴こえるバランスをお願いします」・・・と
勿論いつもそうしてますよ(笑) 僕は彼の作る曲がけっこう好きだし とくにいつも最後にやる「コントロール操作」というちょっとアバンギャルドな曲・・・「頭を/愚鈍にしてよ・・・」のところがどうしてもいつも「頭を/うどんにしてよ・・・」と聴こえるのだけど(笑)
そして最後は・・・・たこボーband だ どうだ、文句ないだろう~!
それに今日のメンバーはベースが岡田哲、ドラムが岡田堅一というダブルオカダだ
それもあって今日のたこボーのライブを観に泥窪、ハナコ、KAILAなどペンギンハウスの普段の出演者も詰めかけなんかいい雰囲気というより「磁場」がすっかり出来上がる
今日のたこボーbandはおなじみの彼のオリジナルやカバーを混ぜて・・・おや?聴いたことない曲は入ってる いい曲だなあ・・・誰のだろう? そう思ったら終了してからたこボーが明かしてくれた
「クリス・ペディング」・・・たこボーの大好きなイギリスのロッカーの曲だった
こういう夜は終わってからがまた盛り上がるのだよねえ・・・すっかりいい雰囲気の中で・・・まるで磁石に引き寄せられるように皆お酒を口に運ぶ・・・・酔い夜に!・・・たこボーの口癖だ
高円寺ライブハウス ペンギンハウス