噴火まで  27日

昼間は暑いなあ~夜になるとまだひんやりするからまだ全然楽だけどね そのうち真夜中でも寝苦しい季節が来るんだよなあ 今日のペンギンライブは涼しく始まってだんだん沸騰・・・いや噴火しそうなくらいの展開だった
今日のトップはギターインストルメンタルのフセカズの登場 ルックスからして涼しげな彼は演奏もなかなか涼しげ・・・と思って聴いているとクールな音色の隙間からちらちら赤い火がのぞくようなギターを弾く バイオリン奏法のときのボリュームコントロールとかループの重ね方とかいつも的確に狙ってくるんだが時々ちょっとそこからはみ出すような音を出してくる 最初客席の入りがイマイチだったが半ばごろから客席がだんだんと混んできた それにつれて彼の演奏もわずかにヒートアップ・・・少し余熱を残して演奏終了
2番目は若いグループだ あのTAROの秘蔵っ子と言えるメンバーで構成されたirresoluteは若いけど実力者揃い ボーカルのツッチーはとにかく上手い 豊かないい声をきちんとコントロールしていてそれでいてエモーショナルなところもしっかり持っている 最近の若い人は本当に上手いよねえ・・・ツッチーのちょっとボケたキャラクターがなんとも朴とつで聴いてる仲間たちからも散々いじられてた 彼らの演奏もやっぱりホットだったよ
そして、次に登場したユニットからいよいよ温度がぐう~んと上がる
DBS3というユニットのメンバー大橋とおる(b)福島紀明(ds)ハラ☆タカシ(g)見かけも雰囲気もまったく違う・・・それに全員ワガママそうだぞお・・・自分は自分の出したい音しか出さないもんねえ!そう言いそうな人ばかり・・・ところが、この3人の音が合わさるとそれはひとつの塊になり増殖し化学反応を起こしやがては熱を持ち大地の割れ目から吹き出ようとする ギターとベースとドラムはもう今にも燃え上がりそうだ終盤の演奏は本当にペンギンの足元からマグマが噴出すような勢いだった
そして、その危うい地面につるはしを打ち込んでしまったのが最後に登場したcracks&rabbitsだ DBS3のハラが「楽しみにしていた」と言ってたように彼らもまた熱くて激しい演奏をする もしロックでお腹一杯にしたかったら彼らの演奏聴くといい もうそれは関西のサービス精神でロックてんこ盛りでっせ やっぱり音楽は気前がいいのがいいよねえ その溢れるばかりのロックスピリットとサウンドで「これでもか」と攻め立てる いやあ、その前の演奏ですでにすっかり弱体化していた地殻はあっという間に突き破られ今夜のペンギンには大量の溶岩があふれ出る!もう「ボルケーノ」どころの騒ぎじゃないよ それにしても今夜のハラvsコバヤン 二人のギター対決はすごかったなあ・・・なんか噂ではまた来月も対決するらしいぞお! 「噴火予報」出しとかなくちゃね

・・・こうして高円寺ライブハウスの夜はふけていった・・・

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