宴会ではない    2日

気の合う同士が集まるとどうなるか・・・いい時と悪い時があるだろう

悪いとき・・・いわゆる「なあなあ」な関係の感覚が演奏にも染み込んで全体が輪郭がはっきりしないバーベキューパーティーみたいな「宴会」になってしまう

どの味も全部べたべたの「バーベキューソース」に飲み込まれてしまう

さて、今日のペンギンハウスライブはどうだっただろう

最初の演奏者はペンギンハウスではすっかりお馴染みのシンガー 地味KEN

彼は4対バンのトップをつとめることが多いがそれにもわけがある 彼がその日のライブのムードを作ってくれるのだ そういう役割をやらせたら上手いシンガーがもう一人いる それは「あさのおよぐ」だ 両者に共通するのは、その日のステージをいい感じで暖めてくれるということだ

もう僕と同じくらいずいぶん長く活動している彼のいいところは、自分以外の演奏者に対する暖かい目だ それも含めて暖めてくれる・・・そして楽しんでいる・・・それが何よりだ
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2番目はぐっと年齢が下がるが、やはりこの一年ぐらいの間にぐんぐんと実力を付けているシンガー 西山諒 だ

アコ-スティックギターの弾き語りというスタイルを固持しながらその先に色々なものを見出していこうとする勢いが彼の音楽を前へ前へ進めている まだ水平線はずうっと先なのだが、彼は舟を漕ぐ手を休めようとはしない それを暖かく優しく見守っている地味KEN・・・親子ぐらいの年齢差だ
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3番目は ソロシンガーの岡田哲・・・なのだが、今日はDUOだ

相方は・・・ええ「連れ合い」ということになりますが・・・パーカッションのハナコ だ

考えてみれば当然なのだが、にわかに登場した感があるこのDUO ハナコは今日は「パンデーロ」を担当 hanTako でも半PEKOでも定評のあるハナコのパーカッションだが、あらためて岡田のバックに彼女が入るとリズムのボトム感とグルーブ感が断然強くなってぐんと前進力が増すなあ

いいなあ・・・ハナコは体力的にちょっとタイヘンだろうけど・・・ガンバってほしい それは今日のライブ観てた全員の思いだろう
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そして、今日最後の演奏者は 鈴木知文 だ 今日はちょっとカゼ引いててノドの調子がイマイチだといってた彼だが、いつものように上半身裸に首タオルでステージにあがるとテンションも歌いもまったきいつもと変わらない 前に片平誠をして「なんて無駄なエネルギーの使い方・・・」と言わしめたそのパフォーマンス そして思わず笑いを誘ってしまうその歌詞・・・彼はその「ネタ」を見つけてくる天才だ そして驚くべきギターテクニックに裏づけされた演奏・・・彼の演奏を観て大人しくしてるほうがムリだ もう客席は大騒ぎ・・・一番騒いでるのは・・・やっぱり地味KENだった(笑)

まるで「宴会のような」今日のライブ・・・でも、そうさせないのは今日の演奏者たちの実力だ
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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