語り部たち   3日

やっぱり暑いねえ そりゃ真夏だから当たり前なんだけど このところは空模様もすっかり安定していて、あれだけ毎日のように降っていた夕立もこのところは「長期休暇」なのかな

なんとなく人も車も少ない週末の高円寺・・・さて、ではライブレポートなど

今日は4組出演者全員弾き語りだ そうは言っても4人4様・・・今日もペンギンハウスらしく個性的なシンガーが揃った

最初の演奏者は真夏にはぴったりなマリンブルー・・・と言っても一年中この色なのだが(笑)・・・と言えばもうお馴染み SHOTGUN BLADE の登場だ

彼のステージはいつもそうだが、今日はとくに曲間をあけずにどんどん曲を演奏してゆく 彼のプレイはギターのカッティングの細かいところまで完璧なイメージがあるらしく、今日は最初の曲の歌い出しでどこかが違ったらしく途中で止めて「すみませんもう一度最初から」と言ってやり直したが・・・正直”どこが違ったのか”僕にはわからなかった そういう完ぺき主義が彼のステージングには隅々まで行き渡っている 決して妥協はしない・・・その姿勢が彼をこの2年ちょっとで確実に成長させている
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2番目の演奏者は アコギ弾き語りの 飯嶋光太郎  だ ずいぶんと久しぶりの出演だが、そのあいだに前は肩まであった髪の毛がすっかり短くなってサラリーマンみたいな髪型になってた

でも、前回と同じくまっすぐメッセージ性を持った歌は変わらない 今日の演奏の最初の曲はボブ・ディランの「風に吹かれて」の日本語訳だった 彼はこの曲が出た頃には当然生まれてなかったはずだが・・・いまだにこの曲の持ってる「意味」が生きている現代がなんとも複雑に思えるのだよね その曲に対する今の若者らしいアプローチが気持ちよかった
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3番目は女性の弾き語り 小川京子 彼女はエレキギターを弾くが今日はいつものセミアコではなくソリッドのストラトを抱えての演奏 衣装は上から下まで真っ黒それに黒いストラト・・・彼女も「黒の女」だ

彼女のスタイルは低めの音域で声をわりと張った歌い方 聴いててふと思ったが昔のロシア民謡みたいな重々しさとあの暗さが彼女にはある パンクとはまた違った激しさとダイナミズムを持ったその歌い方とギターのサウンドがまたよく合ってる しかし、オフステージではとても可愛い声で喋る人なのだ
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そして今日最後の演奏者 今度はアコギ弾き語りの男性 宮崎悟 だ

前の小川京子がオフでは軽めの声 オンでは低い声で歌うのの逆に彼は普段の喋り声はロウボイスだが歌うときには妙にベビーボイスみたいな声になる

今日は今まで生でマイク録りでやっていたギターにピックアップを付けてきた まだセッティングがちゃんと出来てない感じだったけど、音の押し出しがやっぱり良くなってたね

オリジナルばかりの彼のステージだが今日は珍しくカバーを一曲 それはあの「あがた森魚」の名作「大寒町」だった これのミヤザキバージョン・・・いやあ、よかったなあ~
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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