短編小説②

さいじき短い事自体が魅力なのは、何も短編小説に限らない。私の愛する俳句はもっと短く、それは人生の一瞬を鮮やかに切り取ってみせなければならない。芸術に名を借りた小手先のごまかしは通用しない。ひとつの言葉も、ゆるがせにできない。短編小説は、その俳句に序破急をつけて少し長くしたもので、俳句と同様、非情である。         つづく

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