仕事する気がしない  9日

さて、今日は長崎の原爆慰霊の日だったね 朝早く起きたらテレビで式典やってたな この長崎ながさきの原爆資料館は若いとき旅行で行った時訪れたことがある その資料写真を見てやはりこんなものを作ること自体が許せない・・・そう思った

ところでこの場所に慰霊のため建てられた平和祈念像・・・有名なこれ⇒

だけど、これを作った彫刻家「北村西望」のこの彫刻の原型が吉祥寺の井之頭公園の「文化園」の中にある「西望記念館」に展示してあるって知ってた? よかったら一度行って見るといいよ

さて、今日のペンギンハウスライブは18:30にスタートした トップは このトリオ 9413 だ

今日はいつものドラムのエダがお休み、そのかわりすごく久しぶりにブルースが参加 久しぶりに男性3人での演奏になった そういうわけで今日はブルースのコーラスがたっぷりと聴ける・・・だけどあまりに久しぶりなので「歌詞忘れちゃった」というひとこまもあり・・・なんか烈しいロックナンバーをやりつつもほのぼのするような今日の彼らの演奏 でも3人のコーラスになるとやはりパワー感があっていいねえ 今度は4人揃った9413も観たいね
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2番目はペンギンハウスには2度目の登場のNEANA(vo/flute)と浅井かすか(ag/cho)2人組アコースティックユニット 夜時計 だ

さすがに大音量のロックユニットの後とあって彼らもちょっとやりにくかったかな MCで「まるでミッシェルガン・エレファントのあとでルクプルが登場するみたいです」と言ってたが・・・でも演奏が始まった瞬間に見事に自分達の世界へと持って行ってしまうところはさすが

この浅井のギターがクラシックをベースにしながら実に幅の広いギタリストとしてそしてシンガーとしてもソングライターとしても並みでない力 そしてNEANAのすっきり透明感がありながらしっかりと届かせるボーカル、彼ら二人のハーモニーなど・・・聴いててすごく惹き込まれてしまうDUOだ
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3番目はちょっと不思議なスタイルを持つインストユニット varunk だ

編成は アルトサックス、ベース、ドラム、ディジュリドゥーの4人でスタイル的にはワールドミュージック・・・でもない 基本はロックテイストがありそこに格楽器が色々な肉付けをしてくと言ったらいいかな フリージャズ的なところもあればプログレのようだったり民族音楽のようでもあり・・・考えてみれば音楽に「枠」をはめること自体意味がないもんね と途中、かなりフリーフォームになるところではどの楽器がどの音をだしているのかわからなくなる部分があって面白かったなあ
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4番目はまた違うテイスト 新城ヒデキ&トラブルメーカーズ だ

これはもうストレートにいつまで経っても少年のようにロックし続ける不良おやじのスピリットの固まりがそのまま演奏に出ている 新城の極悪Tシャツを見るがいい(笑)

ただ「悪」でいるだけじゃない 彼らのサウンドから発するあの70年代のロッカーたちが持っていたスピリットがもう溢れ出すんだよねえ そして最後の2曲はまたゲストボーカリストを入れて限りなく「南部」の匂い漂う・・・これいいねえ
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そして最後・・・今日のラストパフォーマーはピアニストの 石田幹雄 だ

前回と同じくピアノの角度を左へ・・・今日は15度くらい傾けてそして演奏がはじまる

さて、今日はどんな烈しい演奏になるのか・・・と期待していると意外や!

なんとすべての曲が静かでスロウなバラードばかりだった オリジナルもカバーも混ぜてどの曲も優しくたおやかででもその音の隅々にまで彼らしい深~く掘り下げて掘り出した結晶のような音が散りばめられている  いや、音そのものが水晶のような見事な結晶だ

その透明度と見事な造形美で出来上がった彼の演奏に思わずため息とそして1曲終わるごとにものすごい拍手が巻き起こる そして今日最後の曲・・・そこでなんと珍しくブルースが出た 聴いているとマイナーコードのサビが入ってくる 「セントルイスブルース」だった! 思わず掛け声がかかる

そして、当然アンコールが・・・それに応えて演奏した曲・・・タイトルは知らないがセロニアス・モンクがよくやってる曲だ それをモンクよりさらにファンキーにアナーキーに演奏する彼・・・こんな演奏されるともう僕もすっかり仕事する気が失せてしまった どうしてくれる(笑) いやあ、今日もなんかすごい一日でした!
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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