座ってギターを弾く・・・さて、この話の最初にちょっとスタンダードじゃない構え方をするプレイヤーたちを紹介しよう
まず昨日のTボーン・ウォーカーのところでもちょっと触れた盲目のブルースマン ブラインドレモン・ジェファーソン 彼の公式に認められた唯一残ってる写真がこれ⇒なのだがギターを膝の上に置くように構えている どうもこの体制で弾いてたようで、それは彼が盲目でほかのギタリストの構え方を知らなくてこうなったという説と、そうじゃなくて自分でギターの音がよく聞こえるようにこの姿勢になったという説があり、後者のほうが有力みたいだけど、正直かなり弾き辛いと思う
それであんな天才的なギタープレイしてたんだから左手の指2本だけであのプレイしてたジャンゴ・ラインハルトといい、すごい人はすごいのだねえ
上には上がいる これは以前僕が動画で紹介したことのあるアフリカボツワナのシンガーRONNIEという人だが、やや横にして構えたギターをなんと左手はフレットの上から押さえるというとても不思議な弾き方でそれが彼だけではなくボツワナのギタリストはみんなそういうスタイルみたいなのでまさに「処変われば品変わる」だねえ
そして数年前にけっこう話題になったカナダの盲目のギタリスト、ジェフ・ヒーリーという人・・・惜しくも亡くなってしまったのだが、彼もギターを真横に膝にのせて上から押さえるというやりかただった
立ち上がったときはストラップがあるのでギターは普通の向きになるのだがそれもやはり上から押さえて弾いていたねえ
さらにネットで紹介されていたのだがアメリカに住むジョージ・デネヒーという青年、彼は生まれつき両腕がないのだが地面に置いたギターを両脚で弾くという信じられないようなプレイをする
もうここまで見ると人間て可能性を追求したらかなりなところまでやれるんだ・・・って思えるよね
さて、すっかりわき道にそれちゃったので明日はオーソドックスな構え方に戻ってそれについての話をするね
高円寺ライブハウス ペンギンハウス