もう一度この左右の写真を比べてみてほしい
ギターの角度が違うのは正面から見てすぐわかるけど、もうひとつ角度が変わってるところがあるのに気がついたかな?
それはギターのトップが向いてる角度
右のほうがややあおり気味になってるでしょ
それともうひとつ・・・ギターのサウンドホールと顔の距離に注目してほしい かなり近付いてるのがわかるかな ・・・てことはどういうことか・・・と言うと弾きながらギターのサウンドホールを覗き込むような体制が取れるってことだ 言うまでもなくサウンドホールはギターの音が一番大きく出ているところ つまり自分で今鳴っている音をよく聴き取ることが可能だってことだ
極端に言えば右のような体制が取れるってことなのだよね
もうひとつ、クラッシック式のグリップだと左腕が難なくネックの前のほうへ回せるのでギターのグリップに必要な「指板に対して指をまっすぐに立てる」ということがやりやすくなる(右図参照)
ただ・・・僕も多用する抑え方・・・たとえばFのコードを押さえるときに「バレーコード」ではなく親指で6弦を押さえる(フォークグリップって言ったっけなあ)やりかた(左図)にはあまり適さない それと見た目があまり「ポップ」な感じじゃないよねえ・・・ロックやるって人はあまりやらないのかなあ・・・
だからどちらを選ぶかはまあ「お好きな方で」と言うしかないのだけどね
ところでクラシックの人ではないのだけどこういうスタイルで演奏するギタリストが居る グルース&ラグタイムギターの名手で有名な「打田十紀夫」だ ・・・そしてこの人も・・・と紹介しようと思ったら彼とも親しかったアメリカのギタープレイヤーの「ボブ・ブロズマン」が去年亡くなっていたことをはじめて知った
この人はとにかくNATIONALのスティールボディーギターだけしか弾かないギタリストでブルースからハワイアン、ジャズ、カリプソまで、そのくクドいほどのギタープレイは本当に凄かったのだ・・・死因は心臓発作だそうだが、あれだけ烈しいプレイばっかりしてたからなあ、僕より若いのに・・・まあとにかくご冥福を祈ります
高円寺ライブハウス ペンギンハウス