いろいろな声     26日

さて、クリスマスも終わってあとは正月を迎えるばかりにモードが切り替わってる高円寺のこの地下のライブハウス・・ここにも「御用納め」の声が次々とあがっている

最初の演奏者 ソロでの出演はまだ今日が2回目という女性弾語りシンガー うーたん だ

彼女の歌い方はそのそごくピッチの高いソプラノの声に特徴がある しっとりと穏やかな歌い方なのだが、時々かなりするどくアグレッシブなときがある ちょっと僕が好きな「ケイトブッシュ」・・・

いや、それとは違うのだがある意味では殺傷力のあるボーカル・・・ちょっとメルヘンチックな歌に油断しているとやられちゃうかも(笑) 来年もよろしくで~す!
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2番目は男性弾語りシンガー 小川剛 彼の声もとても個性的な味を持っている そのちょっとまったりとした粘っこいような歌い方は時々ものすごいスピードで爆裂する 前回彼のライブをみていたあるおっさんが「ロゲン・・ロール!」と言ったのは嘘ではない

そんな彼は今日はディランの「時代は変わる」を全く自身の解釈でカバーしたり、一昔前流行った「森田童子」の「僕たちの失敗」をカバーしたりと今日も色々な切り口を見せてくれた 彼のペンギンでのライブも今日が今年最後 また来年も面白いこと色々やってね!
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そして3番目に登場するのはピアノの歌姫・・・たけもとまりこ だ

トレードマークになった紫の和服に大きな花のコサージュで登場するとステージ中央で軽くウォーミングアップ・・・まるでボクサーみたいな動きをしてからピアノに向かう

今日は彼女の”キラーチューン”と言ってもいい「ナイトクロール」から始める いやいや、最近のたけもとの曲はすべてが「キラーチューン」と言ってもいいかも知れない あの独得の昭和歌謡のような声と歌い方も今ではすっかり「たけもと節」になっている このエリアで彼女ににかなうシンガーはなかなか居ないかも ちょっと貫禄さえ感じさせる今日のステージ・・・でもリハのときは無茶苦茶緊張していた彼女・・・なんと演奏直前になって僕のところに相談に来てこんなことを訊く『最後の曲を「桜々」「愁夏」のどちらにするか迷ってるのですが』  僕は少し考えてこう応えた「桜々」がいいな・・やっぱりこれから春に向かう感じがいいし・・もうひとつ理由があったのだが

彼女が歌い始めた リハのときはちょっと緊張かカタくなってたのが見違えるように滑らかでそしてパワフルだ そして最後の曲「桜々」・・・曲の最後のほうで彼女はアカペラで歌いながら手話の仕草を入れるのだが、これがなかなか色っぽいのだ とにかく今日のたけもとまりこはス晴らしかった 来年も宜しくです!
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そして今日最後に登場するのは今日唯一のユニットそして唯一のインスト・・・MΛNTRΛ だ

いつも小粋でなかなk渋い選曲と演奏をしてくれる彼らだが、今日はなんかブルースっぽいオープニングから入った曲にギターのミヌマが入れてきたメロディーに「おやっ!」と思わされた 「これはもしかして・・・」サビの部分に来て僕の想像が当ってたことがわかった それはあのエルビスの名曲「Love Me Tender 」だった へ~え、こういう曲もやるところが彼ららしい そしてミヌマのギターもじゃいあんのベースもシラコのパーカッションも実にいい「声」をしている それぞれの人間が楽器にそのまま音になって出せる・・これってなかなか出来そうで出来ないんだよねえ

MΛNTRΛはこの30日のペンギンハウス今年の最終日の「グレナデン企画」にもシラコ抜きだけど出演するから、見逃さないようにね では今夜はこれにて
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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