ギターを弾こう   42

さて、今日から4回に分けてギタリストのための「爪の手入れと強化」の話をやろうと思う

ギタリストの皆さんはどんな爪をお持ちですか? これも十人十色で様々でしょうね20070820_331555

もしあなたが女性で・・・女性でなくても・・・ネイルアートとかが好きでこんな⇒爪をしているのなら・・・悪いけどギタリストにはなれません 左手に関してだけどね あ、つけ爪ならいいのよ

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僕の左手の爪はこんなです もうギリギリまで短く切ってる そうしないと弦を押さえたときに指板に垂直に指が立てられない これではいい音が出せるわけがない

はい、左手に関してはこんなもの 話はカンタンだ

問題は右手の爪・・・これはけっこうデリケートな調整が必要になる

ギタリストによって伸ばす爪の長さは色々だ クラシック系の人だとかなり長く伸ばす方が多いよう400x600ximage-10.jpeg.pagespeed.ic.d2TT8v4Dl7だ それに比べるとスチール弦のアコースティックプレイヤーだとそれほど長くはしていないようだ それは長すぎると烈しいピッキングなどですぐに爪が割れたり欠けたりというダメージがかかるからだと思う 以前、押尾コータローのDVDを見たら意外なほど短く切った爪でプレイしていることがわかった(ただし彼らは特別な加工をしているんだけど・・・この話は後でふれる)

実は僕の爪はとても脆くて伸ばしているとすぐに割れてしまう それにそれほど長く伸ばさなくてもやりかたさえちゃんとしていればギターは弾ける・・・と思う

012ここで必要な道具を紹介すると

爪切り、棒ヤスリ(無くてもいい)、布(紙)ヤスリ 400番と1000番の2種類 楽器屋で売っている爪用ヤスリがあればそれもいい

それでは僕の爪で実際の作業をしてみる014

1)まず爪切りでおおよその形になるように爪を切る これは普通の人でもやってるのと変わらない ただ、少し余裕を持って最終的な長さよし少し長めに残しておいたほうがいい

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2)そしたらまず400番のヤスリで爪の形を整える 爪の端から端まで万遍なく 綺麗な曲線になるように いびつな形にならないよう 中央部が少し出るくらいの感じかな

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3)形が出来上がったら今度は100番のヤスリで「研ぎ」の作業にかかる 今度は断面がきれいに滑らかになるように丁寧にヤスリをかけてゆく

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4)爪正面の磨きが終わった でもこれだけではいけない 今度は切り口の上の面を「面取り」する作業をする これも1000番のヤスリで丹念にやろう

5)そして忘れてはいけないのが爪の裏側 ここが実は一番大事なのだ 実際に指でギターの弦を弾くとき、この部分が一番弦に触れているからだ ここはそれまで使っていたヤスリを縦に半分に折ってその折れたほうを当てて擦る029025

7)これでやっと爪のセッティングが完了 ギターを持って弾いてみよう 実際に磨く前と後では音の艶が全然違ってくる 爪は大事なのだ

ただ、僕にはどうしてもこれだけでは満足できないところがあってもう一段階進んだことをやっている それは・・・

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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