雨で始まった3月    1日

いやあ、いきなり雨だねえ 朝からずうっと降りっぱなし 3月は雨空で始まった

ちょっとお客さんの入りが心配になる・・・でも今日の演奏者はそんな天気をものともしない人々に支えられた人たちだったようだ 入りは心配したほどでもない そしてライブが始まった

最初の演奏者は g , b , ds のインストトリオ electric junk だ ギターのオガワは最近は「マラカスクエスチョンズ」というユニットでもギターを弾いていてペンギンハウスではお馴染みのギタリストだ 彼のトレモロアームなどをうまく駆使したギターワークはなんていうかとても有機的な感じがする そのフレキシブルに自由に形を変えながら伸びてゆくギターサウンドはある意味では「エロい」のかも とにかくブルースフィーリングもたっぷり染みこませたギター それを支える2人のリズムセクションもゴキゲンなのだ 今日はもういきなりヒートアップ!
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その次、2番目なのだが今日は面白い構成になってる 登場したのはギターを抱えたソロシンガー 9413 だ そう、今日は9413のg/vo  のアツシのソロバージョンなのだ

いつもはバンドをバックに勢いのいいR&Rをやってる彼がアコギ抱えて(ちなみに僕のTAYLORだ)弾き語り・・・なんだか本人も”こそばゆい”ような感じでやってたが、これがまたバンドバージョンのときとは別の顔が見えていいのだ MCで客席とのコミュニケイトをうまく取りながら(客席の反応もすごくいい)いつもはやらないような曲やカバーも披露 「僕はブルースがダメだとよく言われるのですが」などと言いながら初めて披露した「意地っぱりのブルース」 ブルーススタイルではなかったがいい曲だった!
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今日の彼はやりにくかったかも知れない というのも先にやったelectric junk そして9413を挟んで次、3番目の演奏者もやはりインストユニットの Butzmetz LingerieZ だったから

こちらは g , ,b , ds ,key の4人編成 最初のelectric junkに負けずこちらも超実力派のバンドだ そして彼らは最初のバンドが色々な技を仕掛けるのに比べると”投げ技”中心かな

ギターの米山はもうグイグイと押しまくる クールなんだけど気がつくと発火してるみたいな・・・

彼の好きなギタリスト「フランク・ザッパ」「ジム・ホール」「ジェフ・ベック」のイニシャルをタイトルにした「F・J・J」なんかそれがすごく出ていると思う まあしかし今日はゼイタクな夜だ これだけ聴かせる力のあるインストバンドが2つも出ちゃうんだもの
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そして最後・・・この面々が出番を待っていた いやあ、なんだか豪華なパーティーのあとなんだけどこれはほら、裏露地にあってつい寄ってしまいたくなる一杯飲み屋みたいな・・・それが今日4番目に登場した ウラケン三友 だ

いきなり最初が”ナマズのうた” だ あの彼らの独得のボトムの低いゆるーい感じの音楽は居並ぶお客をなんとも気持ちのいい世界に連れていってしまう やっぱりブルースなんだよねえ

ゆらりゆらり・・・僕も一緒に揺れている いつの間にか外の雨は上がっているようだ ナマズの背中ように塗れた路面が光っている
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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