年度末は粛々と    31日

今日で3月も終り かなり個人的な話かも知れない・・・いや、そうじゃない(笑) 僕が正式にペンギンハウスのメインPAオペレーターになって今日でちょうど丸三年経った 思えば色々なことがあった3年間・・・

そして、奇しくも今日の出演者全員が僕のその3年間にけっこう関りの強いメンバーばかりだった

今日最初の演奏者は FooliNオザワ(vo/g)タイラ(ds)の2ピースユニットだ ただしオザワがソロでやるときもこの名前で出演する 今日がまさにそのバージョン エレキギターを抱えてステージに立ったオザワ・・・ただ、今日はカゼで体調が悪いということで演奏はかなりショートカットしてのライブだったがその分1曲ずつをすごく大切に丁寧に歌いこむ 彼はテレキャスのセッティングをいつもリヤにしてかなり硬いドライな音で演奏する それがFooliNの独得なドライでクールなサウンドになっていてその分歌詞のせつなさが引き立つ 僕がペンギンハウスで担当するずうっと前から出演していて、今もずうっと出演し続けている・・・昔のペンギンを知っている貴重な出演者なのだ
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2番目の演奏者はアコースティック弾き語りシンガーソングライター 山田宏樹

彼がペンギンハウスでレギュラーで出演するようになったのはそんなに前ではない ところが、僕が始めた一ヵ月後の5月の第一週に開かれた企画ライブ「へっぽこ祭り」に彼が出演していた それからこのイベントは「東京すととととん」と名前を変えても彼はずうっとレギュラーで出演している だからそれからのお付き合いなのだ 彼の演奏はギターもボーカルもジェントリーで優しく 決して押し付けてこない歌い方と余計なことはしないけど的確に歌をバックするギターは聴き手の心にじっくりとつっくりと染み込んでくる いいシンガーだ
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そして3番目に登場した弾き語りシンガー 田中彰巳

彼との出会いはその年の6月・・・これがまた記憶に深く残っている とにかく彼の最初のペンギンハウスライブは今思い出してもそれは”悲惨”だったのだ(笑) 初めて出演するというのは誰でも緊張するが、彼の場合それがハンパじゃなくてアガリまくってギターの弦はバシバシ切るしエフェクターの使い方もムチャクチャ 当日(2012年6月1日)の日記を読むと「本当にレポート書くのやめようかと思った」と書いてある ところがこの時の彼のギブアップした後の姿勢がとても好感を持てて「この若者、見所ある」そう思ったのが・・・今に繋がってる

そして3年経って彼もすっかり成長した ギターの弦も切らなくなったし(笑)あの繊細にして大胆 優しくしなやかなアンファンテリブル 暗闇から引きずり出され太陽に晒されても闇の輝きを放ち続けるような彼の歌は彼だけの世界を創りあげている 良くぞここまで
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そして最後に登場したピアノ弾き語りの 藤原愛
彼女がはじめてペンギンハウスに登場したのは僕がまだ「見習い」だった12年の3月3日 今でもお馴染みチバ大三が企画した「女の独唱パンク」という企画ライブでその強烈なプレイとインパクトで僕にショックを与え、当日それを観ていなかったマスター亜郎に僕が「この娘すごいから!」と一押しで推薦してからここにレギュラー出演

今では毎週火曜日「鍵盤独り舞台」という名前でちょっと演劇性もあるような独特の表現世界と官能性のある歌声でしっかりとペンギンハウスにひとつのスタイルを築き上げている

その藤原愛がこんなことを言った 「今日は年度末・・・でもペンギンハウスではそれは粛々と進んでまいります」・・・本当そうだねえ そして僕の「4年目」も粛々とスタートするようだ
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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