有罪か無罪か        11日

今日は企画イベントだった タイトルは『第14回 ロック裁判 』 なんとロックミュージシャンを裁こうというのだ その告発をした原告は同じくロックバンドの ブラン だ

一体どういうことなのか・・・というのは実はもう恒例になったブラン企画のロックライブでそれこそ「極悪(?)」なバンドが次々に被告席・・・いや、ステージに登場した
最初の被告は これはジンタではない ・・・うん、いかにも名前からして怪しい 「商標偽造」か たしか昔「ジンタ」というペンギンハウスでもものすごく人気のあったバンドがいた その名前を語るとは・・・いや、でも「ではない」とわざわざ自分で言うのはどういうことか?裁判前から有罪を認めるのか・・・ 登場したのは v/vo , b , p/vo , ds の4人編成のバンドだ けっこうオヤジだ(笑) 演奏は・・・上手い! ちょっと「ザ・バンド」を思わすようなサウンドにいい曲だ う~ん、これは無罪・・・かな? 真相があきらかになる 「これはジンタではない」はかつての「ジンタ」がメンバーを1人入れ替えて出演したのだそうだ なあるほどね いいバンドだなあ
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2番目は打って変わって若い出演者・・・いや被告 The Floppy-Pinkies だ

g/vo . b/vo , ds という3人編成 ドラムが男性でフロントの2人が女性だ この2人がまたものすごくパワフルにドライイブするサウンドを作りながら迫力のあるボーカル・・・2人のまたハーモニーがいいんだよなあ ドラムも実にタイトにリズムを締める パンクまではいかないがかなりパンクの勢いに近い・・・気持ちいいR&R しかし上手いバンドだった そして・・・可愛いすぎるのが「罪」だなあ・・・いいこたちだったよ おじさんたちはかなりやられてた・・・う~ん、やっぱり「有罪」か
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さて、3番目に登場する被告はこれまた打って変わって・・・なんてエレガントで細やかなサウンド・・・b/vo , key/vo , ds/vo , g とギター意外は全員リードボーカルを取るというそのユニットは 辻睦詞と中央電化ドクター だ

とにかくきめ細かくきっちりと創り上げたそのサウンドはまるで後期のビートルズを聴いてるみたいだった コーラスのハーモニーのなんて美しいこと・・・彼らの罪は・・・「カルトの巣窟のペンギンハウスにこんなに美しい音楽を持ち込んだ罪」か?
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そして4番目に登場した被告は 角森隆浩・・・おっと、この人は裁判をするまでもない

出てきただけで「有罪確定!」(笑)

なにしろ怪しいのだ 怪しすぎる 昔のアメリカ南部の黒人は「怪しい」というだけで逮捕され監獄に入れられたというが(今も変わってないのはこのところのニュースでもわかる) この人も絶対にそうなりそうだ 小さなウクレレを抱えてムチャクチャなハイテンションで歌うのは本当に本当に怪しげな歌ばかり・・・え、何?「イカしかネタが無い寿司屋?」そりゃあ怪しい はい「有罪」「終身刑」「控訴棄却」・・・決定!
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そして最後に登場する被告・・・いやいや「原告」は ブラン だ

え?彼らのほうが被告みたいだって?・・・僕もそう思う(笑) しかも「主犯」だ

今日もg/vo ,のアダチもベースのタケイもいつもと変わらず「怪しい」雰囲気をぷんぷんさせながらステージに登場する そういえば彼らの演奏聞くの久しぶりだ 冬の間は冬眠していたのかな・・・なんだかクマさんみたいな二人だし

どうも休眠はたっぷりだったみたいで今日の彼らは元気でパワフルだ そして最後の2曲では3番目のバンドの辻睦詞をゲストボーカルに入れたり鈴木和美という女性のフルート奏者を入れたり新たな「ブラン」の面も見せてくれた さあ、寒かったここ数日もようやく終わりそうだし いよいよ本当に春がやってくるのかな

今年は「春一番」は吹かなかったらしいけど「これはジンタではない」の演奏するゾウさんの「春一番の風」を聴いてたらなんだか無性に関西に行ってみたくなったりしてる

とにかく今夜は・・・全員有罪!
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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