僕の吉祥寺昔話  15

・・・で、結局その釣り場で僕が釣ったのは小さな「ダボハゼ」を数匹・・・友人の中には小さなワカ017サギを釣ったのもいて実際に「居る」という噂は本当だった

命がけで行った釣り場もそのうちに誰も行かなくなっていった 確か学校の先生にバレて大目玉を食った子もいたっけ

玉川上水は危険な川・・・今では信じられないだろうが井之頭公園のはずれにこんな石碑が立っている 僕は子供の頃から見ていて「あれは何だろう」と思っていたが 先日行ってやっとそれが判明した

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それには「松本訓導殉難の碑」と書かれてあった 説明の立て札を読むと大正時代に東京の永田町の小学生の遠足に同行した訓導(今で言えばインストラクター?)の松本という青年が誤って玉川上水に落ちた子供を助けようとして川に入り水死したことを伝えたものだった

やはりここは危険な川だったのだ

ところで・・・この石碑の周辺は今ではすっきりとした林、散歩コースになっていて見通022しもいい ここが昔はうっそうとした藪になっていてその中に何本か「クヌギ」の樹があって夏になるとその樹にカブトムシやクワガタが集まるので僕はよく捕りに行った それも朝早く

するとそのうっそうとした藪の所々に新聞紙を敷いて人が座っていたような跡がよくあった

周りは腰より高い草薮 こんな→感じ・・・座ると周りからは見えなくなる でも一体そんなところで誰026が何をしていたのか 少年の僕にはさっぱりわからなかった・・・その理由がわかったのは僕が思春期を迎えてからだ

あの藪・・・僕もお世話になったことがある(笑)

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