台風がなんとなくどこら辺かで普通の低気圧になってでもその名残か東京もたまに雨がぱらつく今日18日土曜日 気がつけば三連休の初日・・・気がつけばもう夏休みにも入ってるのかな?
そんな今日、ペンギンハウスライブは5組が登場した 本当にゼイタクなのだ
最初の演奏者はg/vo , b , ds の3人編成ユニット VERNACK だ
今日でペンギンハウスへは2度目の彼らのオリジナル曲はすべて英語で作られている リズムはすべて16ビートで出来上がっている ボトムの深いかなりタイトで70年代ごろのファンクを思わせるようなサウンドにg/vo はギターもボーカルもかなり上手い、ちょっとジミヘンみたいでもあって・・・カッコいいのだ・・・にも関らずなんだかいじられキャラな彼、前回も対バンだったそしてこのあと出る9413のメンバーにヤジられながら妙にのほほんとしたMCとかで親しみのあるバンドだ
そしてVERNACKを親しみを込めてヤジってたその彼ら 2番目に登場したのはもう今ではペンギンハウスとは切っても切れないユニット 9413 だ
今日は アツシ(g/vo)、ブルース(ds/cho)、エンジョウ(b/cho)の3人編成 今日の彼らの演奏を観ていて僕はある感慨を覚えていた 今だから言える話なのだが・・・
今からもう2年以上前・・・かな、はじめてここに登場した頃の彼らを見てそのとき僕は正直こう思った「ちょっとカッコ悪いな・・・」 決して悪意で言うのじゃないのだが演奏技術の未熟さとかは別にどうでもよかったのだが(でも、今彼らも本当に上手くなった) g/vo のアツシが当時はかなり無理をしているというか元々すごく真面目で実はなかなかの文学青年でもある彼がパフォーマンスとはいえステージで一生懸命悪ぶっているのがどうも板に付いてない感じで「もっと普通にやったほうがいいんじゃないの?」なんて思ってたりしたのだ
ところが、今日の彼らを見ているとその「悪ブリ」もすっかり板に付いてさらにパワフルに自然になった そこへ彼の創る曲が元々持っていた内容の濃さや深さがバンドサウンドとともにすごく魅力を持って伝わってくる 本当に理屈抜きで気持ちよくてカッコよくて楽しい・・・そう、9413の演奏は楽しいのだ!
そんな彼らに尻を引っ叩かれてこちらもウキウキしてるといつの間にかとても高い山の上に居た
山野頂上には気持ちのいい風が吹いていた 今日がペンギンハウス2度目の出演になる Ryu-Gu が3番目の演奏者だ
前回はvo , g ,b ,ds の4人編成で出演したが今日はvo , ag/choの2人のアコースティックユニットとして登場した 12弦ギターの気持ちのいいサウンドでボーカルの彼女の歌はとても可憐で初々しく見える ちょっとアイドル的な雰囲気もあるのだが、今日彼らの演奏を見ていて僕は気がついた こういうスタイルのユニットだと歌うのは普通は甘いラブバラーどなどが多い ところが彼らの歌の歌詞はそういうのはほとんどなくけっこうメッセージ性が強いものばかりだった 外見だけで判断しちゃあいけないね 次回は今度はバンド編成での演奏も観たいね
4番目に登場したのはペンギンハウスには久しぶりvo/g ,vo/g ,b/vo,vo/dsという4人編成のユニット ハツ だ
久しぶりも無理ない 彼らに訊いたら去年の秋からライブ活動をしていなかったそうだ しかしそのブランクの間も彼らは演奏を磨き続けていたようだ 久しぶりに聴いたハツは・・・やっぱり「ハツ」だ! 彼らには彼らにしか無い独特の世界がある メンバー全員がリードボーカルを取る 一見ぞんざいに見えるコーラスもじつは確信犯的にじっくりと練られているのがようく聴いてるとわかってくる 一筋縄ではないのだ それをまるで偶発的におきたかのように飄々とやってしまうハツのしたたかさ・・・今日はものすごくウケていた そりゃあそうだ 本当にいいもの!
そして今日最後に登場したのは らりは+α
いつもはバンド編成かあるいはソロでも愛用のストラトを抱えギターを弾きまくる彼だが今日はサポートに「DIP」というユニットのギタリストのヤマジをサポートにらりははアコギを弾き歌う
今日はソロもほとんど弾かずリズムに徹していたがそのギターもまたいいんだよなあ・・・この人のギターに対するこだわりと熱意にはいつも頭が下がる そしてその横でリードを弾くヤマジのギターがまた素晴らしかった けっこう歪ませたりしながらも決して歌の邪魔はしない 盛り上げるところでは目一杯盛り上げる そのメリハリと懐の深さは只者じゃない
ライブ終了後、帰りかけてるお客さんが僕に言った
「今日はすごいものを見せてもらいました 感動しました!」 僕も全く同感だ