ぬるぬるおじさん・・・って   27日

「梅雨明け十日」という言葉がある 梅雨明けしたあとの10日間くらいはいいお天気が続き暑い日が続くのだそうだ 今日は病院に行く用があったのですごく早起きしたのだが朝の8時でもうムチャクチャ暑い!

そんな週明けのの月曜日の夜・・・ペンギンハウスはとても月曜日とは思えない不思議なムードになった

今日最初の演奏者は 山田宏樹
アコースティック弾き語りシンガーソングライター 彼の演奏はギターもボーカルもジェントリーで優しく 決して押し付けてこない歌なんだけど心にじっくりとつっくりと染み込んでくる

彼がいつも最後によくやる「パプリカ」という曲・・・すごく切ないラブバラードなんだけど聴いてて気持がいい 気持ちが良すぎてついうとうととなってしまいそうになる・・・おっと、先は長い!
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2番目の演奏者はアコギ弾き語りの 西山諒
まだ若い彼の演奏にはやはりパワーがある ただガムシャラに突き走るタイプではない 曲調も歌い方もしっとりと静かなのだが、内側からマグマのように湧き上がってくるものがすごいのだ

それが彼をステージでゆらゆらと燃える炎のようにさせるのだろう 今日も青い炎が燃えていたなあ・・・新曲もちょっと今までとカラーが違ってきていて良かった
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そして今日のライブの空気をとんでもないものにしてしまった張本人はこの人 コイズミツトム

いつもはソロでアコギの弾き語りをしている彼が今日はなんとユニット、それも彼のレギュラーチーム「S.L.L」ではない アリマトシヒコ(per),アコ(p)の二人が参加
アコースティックな編成なんだけど実にリズミカルでダンサブル・・・そうそう、コイズミツトムというシンガーは実はものすごくポップでダンサブルな曲を書く人なのだ 今日の「Radio Station」なんか凄かった そしてその演奏を聴きに今日は大勢の人がやってきた もう盛り上がりがハンパじゃなかった おいおい、今日は月曜日だぞ!みんな大丈夫なのか?・・・そうか大丈夫なんだ(笑)
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そして今日最後に登場したユニット フレデリック書院(山田庵巳+福沢ユウ)
アコーステジックギター弾き語りの鬼才山田庵巳があらたに組んだユニット ジプシージャズ風のサウンドにのせて新しい庵巳ワールドを作り出しているのだが、今日の彼らはちょっと大変だった

というのはその前のコイズミユニットが客席を沸きに沸かせてしまった後だったから・・・客席は彼らが演奏を始めてもまだザワザワしていた

ところがここからが彼らというか庵巳のすごいところだ 最初はごく密やかに囁くような演奏から始まり次第にぐいぐいと客席を惹きつけてゆく 最近の庵巳の曲には「いちごジャム」とか「煮たまご殺人事件」とかちょっとコミカルな(その中には彼独特のブラックジョークがたっぷりと含まれているのだが)曲が多い そして今日のクライマックスはまるでオカルト映画のような「ぬるぬるおじさん」

もう客席が庵巳と一緒に叫んでいた「ぬるぬる・おじさ~ン!!」 いやあ・・・とんでもない夜になってしまった
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