CD制作裏話  24

そして2曲目の「STORMY MONDAY」

この曲の編成は リズムギター(アコギ)、リードギター(エレキ)、エレキベース、ドラムスだ

リズムギターはあえてこの曲に透明感とアタックの鋭さを与えるためにアコギをそれもこの曲ではマイクで録っている

ベースは基本的にはルート音を打ち続けるように、あまり歌わずビートをがっしり支える役割を徹底させた

ドラムは典型的な3連ビートをキープしてもらいボーカルのバックではリムショットに

さて、この曲ではとにかくリードギターにはものすごく苦労した。僕の大リスペクトするロックウッド「ロバート・ロックウッドJR」のリフパターンをここでは使おうと思ったのだが、やり慣れているつもりがいざやってみると自分のギタープレイのツメの甘さが露呈してしまい、とくにイントロや歌中で弾いているロックウッド独特のコードで作ってゆくリフの難しさを改めて思い知った。

ロクウッドが良く使うキーがAのときの代理コードの「C#m7-5」csharp_minor7-5

このコードで1小節目4,3,2弦のところだけを2フレット上まで滑らせてまた戻すそのときの音の切り方や伸ばす(シロタマというね)でのビブラートのかけ方・・・ちなみにロックウッドはトレモロアームを使ってた

2小節目のAm6→Bm6の往復するところもやはり細かくチッェックするとむちゃくちゃ難しい

この曲では曲の最初から最後まで「パンチイン」などのつなぎを入れず完全に「一筆書き」でギターを弾くと決めてたのでたとえば4分の曲の3分45秒まで上手く弾けてもそこでミスったらまた最初からやり直し・・・というわけで計15~6回は録音やり直した

最後はもう「これ以上は自分にはムリだあ」というところまでやったのでもはや後悔はない

まあ、ほんの少しは「師匠」に近づけたかな・・・いい勉強になりましたわ

まあお口直しにロックウッドではないけど彼の直系の弟子とも言えるギタリスト「マット・マーフィー」が昔「リトル・ジュニア・パーカー」のバックで弾いた素晴らしいギタープレイを聴いていただきましょう

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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