CD制作裏話  31

仲田修子のブルースアルバムの録音もいよいよ最大の山場を迎えた

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ボーカルの録音は5月の下旬 2日間をかけて行われた

例によってペンギンハウスの営業が終了したあとの深夜から明け方にかけて・・・シャッターうを閉め冷蔵庫、製氷機、エアコン、換気装置、時計・・・店内にある音の出るものすべてを止めてリボンマイクを使って録音が始まった

とにかくこの録音作業に入るまでのかなり長い日数、修子はノドと声のコンディションをベストに保つために細心の注意と管理を自身に課していた 喉に悪いものは一切口に入れない、大声を出さない、外出もしない・・・そして毎日デモトラックのオケに合わせてボーカルの練習に明け暮れる日々だったのだ

僕も時たま彼女の自主練習の模様を見たが、あれだけの実力のあるシンガーがこれだけ真剣に042練習するんだとずいぶん付き合いが長いのにその真面目さと不断の努力を重ねる姿には改めて驚かされた

そしていよいよマイクの前に彼女が立った オケが流れる 彼女の口から最初の声が出る

その瞬間僕はちょっとゾクっとしてしまった 「最高だ!こんなにコンディションのいい声はなかなか聴いたことがない。このレコーディングはきっと素晴らしいものが残せるぞ!」

そう直感すると同時にこの仲田修子という不世出のシンガーの歌うということに掛ける真剣さとここまで完成させてくるというボーカリストとしての実力に感動していた

思わず・・・拍手をしてしまったのだ!

そこには滅多に直接は出会うことのできない極上のブルーボースがマイクのむこうでキラキラと輝いていた

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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