ワインのように     30日

いやあ、皆さん すっかりご無沙汰してました

ほぼ1週間ぶり・・・なんでこんなにお休みすることになったかというと、元々のお休みだった24日にある「症状」があって病院へ行ったところ「緊急に入院せよ、命に関る」と言われてそのまま強制入院・・・5日間の入院を余儀なくされ、一昨日やっと退院できてやっと戻ってまいりました

本当にご迷惑と心配かけました もう大丈夫! さて、そういうわけで1週間ぶりのライオブレポート、始めます

今日30日 もう9月も終りだ・・・ペンギンハウスライブ 最初の演奏者は コイズミツトム
そういえばもうすっかり気候は秋・・・外気も涼しくからっとして、彼のトレードマークのダンガリーのような生地のチェックシャツにぴったりな夜 YAMAHAのギターは無骨な音を出しているけどメロディーメーカーの彼らしい小粋な曲が続く 最近作ったという(僕は初めて聴いた)「エピソード」という曲の気持ちのいい揺らぎに僕も思わず身体が乗って揺れていた
ラストはお馴染みの「砂塵」 このギターリフ・・・いいなあ
004006008005

2番目は先日「ノライヌ祭」に「ドン珍否島」で出演した 加藤朋洋
今日はソロバージョン オリジナルとカバーを混ぜての演奏 彼の独特の鼻にかかった粘っこい声と「日本語力」のある歌い方はどんなカバーもまるで彼のオリジナルのように聞こえさせてしまう

「小坂忠」の「機関車」もよかったが知り合いのシンガーのオリジナルだという「ロボットA」という曲、それに「ボ・ガンボス」のカバーそしてもちろんオリジナルもよかったなあ

終り近くでは切れた弦を張り替える加藤に代わって亜郎が突然トークショウを始めるというサプライズもあり いやあ、これぞペンギンライブだねえ(笑)
009010011013

3番目はアコースティックギター弾き語りの鬼才山田庵巳があらたに組んだユニットフレデリック書院
普段は山田庵巳(ag/vo)+福沢ユウ(wb) の二人 そこに今日は倉本キョウコ(アコーディオン)が加わり3人で上手い出すスリリングで最高のジプシージャズ風のサウンドにのせての新しい庵巳ワールドはエンタテイメント性を持っている

ほとんどの曲のテーマはなぜかミュージシャン&シンガーへの自虐的ネタばかりなのだがとにかく笑えて楽しい 最近徐々にファンを増やしてきている彼らのライブから当分目が離せない
014017015016

そして今日最後に登場するのは孤 高のピアニスト 石田幹雄
いつものとおり自分で10度ほど内側に角度を変えたピアノを前に座る

いつもは静~動~静と烈しく揺さぶるようなインプロ演奏をする彼が今日は最初からしっとりとしたバラードスタイルの曲を続ける 途中ではエリントンの曲も挟みながら・・・今日は最後までこんな感じか?

するとちょっとMCを挟み「もう1曲オリジナルです」と言って始まった演奏・・・出てきた!

あのたたみ掛け叩き付けるようなピアノプレイ・・・聴きながら僕は自然に自分の意識が麻痺してゆくのを感じる

この魔力みたいなものが石田幹雄のピアノには強烈にある 客席から思わず掛け声がかかる

そしてもう1曲・・・今度はちょっとエレガントな感じのあるバラード・・・まるで熟成されたワインみたいな曲だった
018020021022

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする