酔うてからに      13日

まあ、今日の暖かいこと!街を歩いていても吹き抜ける空気がほんわかしていて思わず汗ばんでくる 東京の最高気温は22度・・・なんと5月上旬の気候だそうだ003

そんな今日13日(土) いつもより少し早めにペンギンハウスへ向かっていると途中の「庚申通り」で何か呼び込みをしていた 近くで耳にしたのは「これから小杉湯で演芸が開かれる」そうだ

そうそう、高円寺の街は今「演芸フェスティバル」をあちこちでやっている それを今日はペンギンハ001ウスのすぐ近くの銭湯で開いていると・・・行ってきた 手品と落語を観てほぼ1時間 木戸銭は500円 まあいい気晴らしになったよ

さて、今日のペンギンハウスライブ 最初の演奏者はまるで噺家のようなMCに定評のあるアツシがg/vo を担うバンド 9413

今日は久しぶりにエンジョウ(b)、ブルース(per/cho)、エダ(ds)の4人が揃っての演奏 アツシは今や恒例になったメイクをしてステージに登場 ブルースは・・・なんだか70年代の怪しい人みたいだ(笑) それでなくとも最近めきめきとパワフルに分厚くなってきた彼等の演奏 4人揃った今日はそれはそれは豪華で迫力のある「ロックショウ」だったなあ~ もはやすっかり季節外れとはなっていたが4人が演奏する最近の曲「秋の夜長」・・・いい演奏だった!
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2番目に登場するのはギターの中川を中心にしたインストユニット 中川カルテット
曲はすべてオリジナルでアンビエントなゆったりした曲から烈しいインプロまで・・・ジャズに新しい風を送り続けるグループだ 今回はts、as、tpがフロント、ギタートリオがバックのセクステット編成。新曲も2曲やって緊張感のある演奏で最後まで惹き付けていた
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3番目に登場したのはピアニスト源一郎を中心にしたトリオ 源一郎(P)×柴田耕司(D)×斎藤草平(B)
オーソドックスなジャズスタイルだが曲はすべて彼のオリジナル ちょっとラテンぽい曲調から4ビートまで4・・・どれもいい曲だ 演奏は華麗さと激しさがいい感じで混じっている 客席で観ていた9413のアツシが思わず叫んだ 「ジャズなのにまるでロックみたいだ! あのベースとドラムの応酬はまるでジャック・ブルースとジンジャー・ベイカーみたいだ!」
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そして最後に登場するのは MICKY GUITAR
ギタリスト松谷健、福岡林嗣の二人によるユニット 森の音・・・小鳥の声や川の音・・・などをずうっと流しながら2人のギタリストが時には静やかに密やかに、時には激烈にアグレッシブに・・・そこにボイスも歌も入ってきながらまるで抽象画のような音映像を組み立ててゆく

そしてそこにはもう一つ大事な要素が加わる 映像作家「サトウアキラ」が作りあげるフリーライトパフォーマンス・・・これは1960年代に大流行した「サイケデリックアート」の流れを継いでいる 何色もの色付けされたオイルが複雑に絡み合ってゆくさまはまさに「サイケデリック」だ! ペンギンハウスのステージと二人のギタリストその後の壁は完全に「ア-ト」となった 今回は前回とはかなり違う作風で有機的でなお日本的なテイストを感じた

この何とも不思議な体験で今夜のペンギンハウスライブは終る いやあまだちょっと酔ってるような・・・気分だ
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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