寒さが行ったり来たりしている 少し暖かくなってきた今日17日(水) ペンギンハウスはこのギタリストでライブが始まった ジョコンダの憂鬱
「東京セッション」や「ジ・アナトミアズ」などと親交のあるこのギタリスト 限 りなく暗くて深い淵の中をゆったりと沈んでいくかと思うと突然の激流そして唐突に現れる瀧のようにギターの音が変わってゆく
今日はメロディアスな単弦演奏から始まりやがてそれが次第に崩れ堕ちるように喚くような音に変わってゆく 暗闇に包まれた彼の演奏の30分あまりは・・・孤独を聴き手と共有してゆく
2番目に登場したのは弾き語りシンガーソングライターの 山田宏樹
最近アコギからエレキに持ち替えてのライブが続いていたが、今日はエレキとアコギ2本を持参していた 前半はエレキ(ファイアーバード)を「ドロップDチューニング」にして始まる このギターの艶があり伸びやかな音が彼の歌をうまくサポートしている 決して烈しい弾き方はしないのが彼のスタイルだ
そして後半は久しぶりにアコギ(ギブソン)を抱え座って歌う・・・そうそう、元々はこのスタイルだった彼だ ギブソンの音も懐かしいなあ ちょっとピッキングしながら軽く弦をタップするような弾き方が彼独特だ そういえば彼がいつもやっている曲の貸しである部分が妙に耳に引っかかった
「空が曇りなら・・・煙も目立つまい」・・・う~ん、何の煙だったんだろう・・・気になるなあ
3番目に登場したのはもうすっかりペンギンハウスでもおなじみになった若きプレイヤー 大濱吾朗
いつもどおりまずハープから始まりそれからピアノ~ギターへとシフトしながら次々と色々な曲を演奏してゆく 今日はブルースナンバーが多かったなあ 前から気にしていたオベーションの弦高をリペアーしてもらったそうで、ちょっとガットギターみたいな音になってた
ちょっとカゼの直りかけだそうでしんどそうだったけど頑張っていたなあ 初めて彼の演奏を観るお客さんにもおおいに受けていたのでちょっと嬉しかったなあ
そして今日最後に登場するのはこれもすっかりお馴染みになったg/vo , d , ds , accordionの4人編成のアコースティックジプシージャズポップ(?)ユニット フレデリック書院
今回は(正確には前回から)ドラムスのポジションが異様に高くなってまるで「ロカビリー」のようなスタイル・・・これはビジュアル的にもサウンド的にもいい効果を生み出していた
とにかくここのリーダー(?)である山田庵巳はこのユニットだと本当に「自由」だ(笑)
ズッコケるのもバンドの味にまでしてしまって・・・まるで「ドリフターズ」・・・いやいや「クレイジーキャッツ」かなあ(笑)
いやいや、真面目にやってるのだ そして目指すのはこの「どん底」の高円寺から「いつかは下北沢」・・・という目標を掲げ、彼らは突き進む・・・
とにかくこの一見雑なようでしっかりとステージを創り上げてしまう彼らの底力はスゴイのだ!
高円寺ライブハウス ペンギンハウス