雨女と晴れ男       7日

午前中はすごい雨が降ってたね 思わず何度も目が覚めてしまった今日7日(木) 夕方にはようやくあがってくれてちょっとほっとしたけど、これで東京のサクラも見納めになったのかな

さて、今日のペンギンハウスライブ最初の演奏者はアコギ弾語りシンガーの Behring

彼女といえばいつも必ずお供している小柄なアコギ、ちょっと見た目で僕は「ラリビー」かと思い込んでいたのだけど今日はじめて間近で見せてもらったら違ってた 彼女が言うには「ハンガリー」あたりのギターメーカーだというがヘッドには「DSG」という文字が美しいパールで付けられている

ウェブで調べてみたけれど見つからない まだまだ知らないブランドがあるんだねえ このギター一見地味だけど細かいところに実に繊細で美しい装飾が施されていた これは本当に職人芸の世界だ よく見るとチューニングペグのつまみは黒檀なのだ すごいなあ・・・繊細でいい音がするギター

そのギターを抱えて歌う彼女は独特な表現世界を持っている 唄もだが声が実に印象的なのだ 聞きながら僕はふと思っていた 彼女の声ってちょっとクラリネットかソプラノサックスのような味があるなあ・・・と ところで今日は大きな雨傘を持ってやってきた彼女はものすごい雨女だそうだ
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2番目に登場するのはやはりアコギ弾語り toyosick

GUILDのギターをかなり痛めつけるように弾く彼のギタースタイルに僕は親近感を感じている 彼のギターは僕のと同様に傷だらけだ そのギターをかきむしるように弾きながら彼は絶叫するように歌う でもその声はバリトンで低音のところの厚みのある声が歌の存在感を重厚なものにしている

ギターとその声が合わさってちょっと湿り気を帯びたようなtoyosick独特の演奏になる 暗闇を切り裂くような・・・
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3番目に登場するのは vo , ag/vo の2人組ユニット ららばいてりい&さっちん

そうそう、そういえば今ボブ・ディランが来日コンサートツアーを行っているそうでつい昨日(かな)そのライブを彼らは観てきたそうでちょっと興奮気味にそんな話をしていたが、やはりその余韻は彼らの演奏にもしっかりと染み込んでいるようだった

最初から今日は密度の濃いテンションで歌い始めた彼ら さっちんはもう身をよじるようにして全力で歌う 選曲はやはりディランをトリビュートするようなものが多かったかな いい刺激がしっかりと身体に染み渡っているのが僕にもよくわかった そして客席から熱烈な・・・とういうよりは激烈な声援を送る人たち・・・なぜか関西弁が飛びかっていたのだ(笑)
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その関西弁の豪雨(笑)がまだ降り止まぬなかに登場した今日最後の演奏者はやはり昨日ボブのコンサートを観てきた(開場でてりさちと出合ったそうだ)このシンガー ミノルBグッド

彼ももちろんディランのシャワーをたっぷり浴びてきた1人なわけだが、そこはさすがに「Bグッド」を名乗るだけに彼のそのままのスタンスでライブは始まる 今日もステージを目一杯使い動きステップを踏み時にはシャウトし時には囁きながらミノルワールドにどんどん引っ張ってゆく

もちろん「関西豪雨」はまだ降り止まない・・・それどころかますます烈しくなってゆく(笑)声援なのか怒号なのか・・・そのスレスレのところを寒冷前線が通ってゆく まるで大阪の演芸場みたい いやあ~春の嵐だったなあ

その当のミノルはかなりの「晴れ男」なんだそうだ まさに今日の天気も客席もそういうことになってたねえ
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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