6月最初の週末がきた 今日4日(土)のペンギンハウスライブは4組ともバンドだ
最初の演奏者は久しぶりの ウラケン三友
・・・と言っても僕が久しぶりなだけなのだが、たまたま過去2階の彼らの出演日がちょうどぼくの休みと重なってしまっていたのだが、b/vo , g/cho , dsのトリオだった彼らがドラムが代わってそしてピアノが加わり4人編成になっていた 彼らの放つブルースっぽいシャッフル~三連のビートは重量感たっぷり ボーカルの声がまたかなりブルージーでいい声 なんともゆるーい感じがたとえば昔の「ジミー・リード」を聴いてるみたいな感じだ
そしてピアノが加わったことで今まで持ってたアメリカ南部ぽいバンドカラーにさらにニューオリンズのような味が加わった ルンバのリズムを取り入れた曲・・・よかったなあ
2番目に登場するのは Lovin’ Cup
深尾公章(vo/g)、藤田厚史(g/vo)、乾勝彦(b)、中村憲司(ds)、の4人編成のこのバンドの演奏はいつも完璧なくらいがっちりとしたサウンドとすご腕ばかりのプレイヤー・・・よくできた楽曲
そこまででも凄いことなのだが、やはりg/vo の深尾のボーカルの表現力がいいんだよねえ
今日のステージが始まって4曲目の「Young Days」という曲の始まりに深尾が突然叫んだ
「北沢に帰りたい~っ!」 これにはじつはわけがある 先日うちのHPでも紹介したがウェブサイトの「Live Walker」に紹介されてたペンギンハウスの記事・・・その中でぼくが書いた「僕らの北沢話」を彼は読んでくれたそうで、あの中で20代の若者だったぼくたちが悪戦苦闘をしながらライブハウス「猫屋敷」をオープンするまでの話にとても感銘を受けてくれたそうだ
そしてそれに続いて演奏された「Young Days」にはやはり若い音楽仲間たちのほろっとくるようなストーリーが織り込まれていた
そして3番目に登場するのは最近のペンギンハウスライブの中でももっとも過激な(?)演奏で知られてる マグマトロン
基本形はg,b,ds のインプロインストユニット しかしそれぞれのメンバーがほかに管楽器も吹くという技を持ちその演奏は毎回「今日は何をやるの?」というサプライズがある
40分の演奏時間を彼らはノンストップでフルで演奏する その間に担当楽器がどんどん変わってゆく 今日の進行はこうだった
1)まずはベース。ドラム、フルートのセットで始まる いきなり最初からものすごいテンション
2)フルートがギターに替わる はたまたものすごいノイジーでバイオレンスなギターサウンドが
3)ベースがサルトサックスに持ち替える 普段はバスクラリネットなのだが・・・ここが今日のポイント
4)今度はドラムがセットから前に出てくる なんと彼もアルトサックスを持っている
5)ついにギターもアルトサックスに持ち替え・・・これでフロントに3人並んでアルトサックス、すごい音だ!
6)ドラム、ベースが戻りサックスは1本だけになる
7)最後にギター、ベース、ドラムこれで今日は終了・・・凄まじい変化とこのダイナミズム!
最後に言いたい 「玉屋~!」 というライブでした
今日最後に登場したのは大人で不良(笑)のトリオ 新城ヒデキ&トラブルメーカーズ
ギタリスト新城と佐藤びとく(b)海老沢修一(ds)のトリオユニット 大人になってもまだまだロックするときは”やんちゃ”な3人が繰り広げるライブはいつも熱くて厚くてスゴイのだ
インストもいいけどやはり最後にアンコールでやってくれたチャボの曲・・・いいなあ~沁みるなあ
高円寺ライブハウス ペンギンハウス