今日は何の日って何度言った?   9日

いやいや、梅雨らしいお天気が続く 昨日は休みで家でテレビを見てたらニュースもワイドショウもずうっと枡添知事の話ばっか・・・その内容にうんざりというか呆れていたのだが、昨日の都議会を傍聴に来ていたロックミュージシャンのU氏がインタビューに応えてこんなことを言ってた

「いやあ、本当にどうしようもないなあ 最低!まるでフォークソングみたいにさあ・・・」のような

この人の「フォーク嫌い」はもう40年以上昔からだが・・・今でもそう思ってるのだね(笑)

だからといって今日6月9日(木)はやはり「ロックの日」なんだよな・・・

そういうわけで今日は「ロック味満載」のペンギンハウスライブ 最初の演奏者は・・・おお、この人だ! SHOTGUN BLADE
「青の戦士」の異名を取るギター弾き語りロッカー そのアグレッシブな歌い方を支えるのは烈しく深くボトムを持った1本のギター・・・本人は「僕はフォークです」みたいなこと言ってたけど、彼くらい「ロック」と言われて相応しいシンガーはなかなか居ないんじゃないかな

その徹頭徹尾「リズム」であり「ビート」であり続けるストイックなほどストロークだけで出来上がっている彼のギターサウンドはもうロックそのものだ そして・・・ロックは闘う・・・この気概も彼には満ち溢れている 今日もそういうステージ・・・珍しく途中で弦を切る(僕ははじめて見た)というハプニングもありながら・・・最後は重量感たっぷりの「ストームブリンガー」だ!
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前のショットガンが「青の戦士」だとしたらこの人は「赤のパルチザン」とでも言おうか

2番目に登場したのは今ペンギンハウスでアコギの弾語りで一番烈しいプレイを見せているんじゃないかと思うこのシンガー toyosick
「赤の・・・」と付けたのは彼がいつも着用するステージ衣装の上が赤だから・・・だからステージのイメージカラーももちろん赤 そして出囃子の「カサンドラ・ウィルソン」の「Strange Fruit」で暗闇の中から登場する彼・・・静かにおもむろに使い古したGUILDのアコギを方に架けると「グワーン!」というように炸裂するほどのギターサウンドが飛び出し、そして絶叫のような彼の歌が喉元から飛び出してくる そのインパクトと破壊力はまさに廃墟の街角でやってくるドイツのタイガー戦車を待ち受けるパルチザン戦士のようだ

彼のギターはピックを使った烈しいストロークとそこから突然指弾きに切り替えまるでデルタブルースマンのようなストラミングを入れたりと縦横無尽・・・その根底に流れてるのはやはりロック、そしてブルースなんだと思う

そしてこの「赤と青の対戦」は実は今日が初めてだったそうで(驚いた) 終演後二人で仲良く談笑しているのを見てこれはいいライバル関係になるなあ・・・そう思ったのだ
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いやあ、この二人の対戦を見ててちょっとビビったかな(笑)

3番目に登場 したのはペンギンハウス初出演のvo , g , b , ds の編成 ash men;s blues

今日はじめてペンギンにやってきた彼らを見て僕がまず思ったのが「若い!」ということ

大学生か?ひょっとしたら高校生?・・・あとで知ったら平均年齢は20代なかば・・・全員社会人で同じ職場の同僚で組んだバンドだそうだ

あまりライブ経験は無さそうでかなり緊張していたしリズムの面とか「これから」と思わせるところもあったが、何しろその若さから出てくるストレートなエネルギーと「音楽やってるのが楽しい」という気持ちがすごく伝わってきてすごく好感を持てた ボーカルは律儀すぎるくらいに直立姿勢で歌ってたがそれが逆に彼の人柄出てる感じで・・・歌は上手かったなあ

もっと時間をかけて練っていったら絶対にいいバンドになる・・・そういう期待を持たせてくれる、ペンギンハウスには最近少ない若手のロックバンドにエールを送りたい!
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このフレッシュさ満載のバンドが出た後、今日のトリを飾るのはもうかなり「熟成」が進んだ(笑)二人組みユニット ららばいてりい&さっちん
まあ「ロックの日}を締めるにはこの二人は本当にぴったりだよね

何がって・・・もう存在そのものが「ロック」という感じの彼ら・・・いつも予測不能の彼らのステージは本当に時には僕を思い切り困らせてしまうほどのパワーと爆裂を巻き起こす

今日もステージの上で「糸の切れた凧」状態になってたボーカルのさっちん

何曲か歌い終えたところで突然ステージの隅に寄せてあったドラムセットの中からハイハット、スネア、フロアータムなどを引っ張りだして掌で叩きながら歌うということを始める

それを困惑しながらも支えてゆくてりい・・・本当この人面倒見がいいわあ(笑)

そしてさっちんの「ハンドドラム」意外といいのだ・・・彼女のリズム感には「ネイティブ」さがある

そして今度は突然てりいの閃きで始まったサッチンのアカペラコーナー・・・ここでは今度は彼女の音程の良さが露呈してしまったのだ それもこれもありながら今日の二人の最後の曲はやはりロックの日だということで「バク・チク!」 いやいや、いかにもペンギンハウスらしい「ロックの日」でした
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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