高円寺ライブハウス ペンギンハウス
今日もお昼頃から雨が降り出す・・・梅雨真っ只中というわけで、昨日今日とペンギンハウスもちょこちょことしたこの時期特有の機材のトラブルに遭ったりでまあなんだか忙しい落ち着かない一日だった
せめてこういうときは気持ちのいい演奏聴きたいな・・・そんな今日16日(木)
ペンギンハウス最初の演奏者は女性弾き語りシンガーソングライター Behring
最近の彼女のパターンとしては出番ちょっと前にやってきてちょこっとリハをしてから本番を迎えるのだが、今日の彼女はなんだか妙に元気だ・・・というより妙にテンションが高い どうしたんだろう・・・そう思いつつ本番を迎える
そのテンションの糸は本番になっても切れない・・・というよりさらにアップしたようで・・・その原因を彼女自身が語った 「今日仕事場に行くときに少し遅れてしまって、途中でいつも飲んでるサプリを飲もうとしたらノドに引っ掛かってしまって・・・」そんなことでテンション上がるのかなあ~(笑)
とにかく今日の彼女は終始ゴキゲンで一人で喋って自分で受けたり・・・そして歌もギターも伸びやかでなんだかキラキラしている 表情もいい! こんなBehringをいつも見ていたい・・・と思うのは僕だけかな?
2番目に登場するのはやはりアコギの弾語りの 西山諒
最近の彼の演奏の成長安定ぶりには定評があるが、僕はその演奏を観ていて今日とくに感じたのはマイクワークが実に上手くなったなあ~・・・ということだ
以前はわりとマイクにべったり口をつけて歌うのが彼のスタイルだった それはそれでちゃんと声をしっかりマイクに送り込むという意味ではベストチョイスなのだが、最近の彼は歌いながらとてもよく動く それもマイクとの距離や方角を的確に掴んでその動きをコントロールしていて、とにかくカッコいい そしてやはり声がよく出てる もうほぼ生でこちらに届く彼の演奏は本当に気持ちのいい迫力がある
3番目・・・今度は「動」から「静」になる やはり弾語りシンガーの 宮崎悟
静かなる男宮崎・・・その呟くように歌われる彼の曲はなんだか思わず耳をすましてしまう不思議な引力を持っている
この男、しょっちゅう「あまりやる気はない」・・・などと言いながらなんだかんだけっこう精力的にライブ活動をしている それはもちろん去年発表したオリジナルアルバムがいい意味で彼を引っ張りまわしているみたいだ 今日も新曲のような曲もやっていたし 前回もやってなかなか評判のいい「おばあちゃんの恋」・・・この曲は彼と交流のあるユニット「SUNAGIRL」のg/voの女性が「私の前世はおばあちゃんだった」というのを聞いて作ったそうだ
その宮崎がこんなことを言った 「今日は最初のBehringから最後の吐息まで”可愛い”出演者ばかり・・・そして僕も可愛い・・・」これには客席に居たBehringが思わず噴出す
いやいや、皆さん可愛いですよ!
今日は演奏中に機材の調子がちょっとおかしくて迷惑をかけてしまってすみませんでした
お疲れ様!
そして最後は”可愛い”というより”色っぽい”演奏者g/vo, ds の2人編成編成 吐息 が登場
g/voのコウノの独特のファルセットで歌うボーカルの持つ色気、それを支える意外なほど骨太なロックサウンド これらが化合した世界はたまらなく気持ちがいいのだ
歌の内容はけっこうメロウでときにはエロチックなところもあるのだけれど、コウノがツインアンプで出すギターサウンドは空間系の広がりを抱えながらやはりロックなテイストを最後まで残しきる演奏で出来上がってる トレモロアームのないFENDERギターのネックをぐい~と押し付けて同じよう名効果を出しながら・・・ドラムのヒタイもゆる~いノリのように見せかけてびしっとキメてゆくビートが気持ちいいロックサウンドを生み出している
機材のトラブルにも見舞われたりしながら、出演者の皆さんがいい演奏してくれたおかげで最後はいい終りになりました
高円寺ライブハウス ペンギンハウス