雨雲はなんとか高円寺のちょっと東側をかすめながら北のほうへ行ったようだ 相変わらず不安定な空 そんな今日9日(金) ペンギンハウスライブは5組の弾き語りシンガーが登場
最初の演奏者はアコギ弾き語りシンガー toyosick
静かなサウンドから激しさまで生み出すギターのピッキング 最近彼は僕のギターセミナーに通ってギターのヒッティング奏法を身につけようとしている 毎回トライアルを繰り返すうちになかなかいい形が出来上がってきた 彼が求めるアコギから激烈なサウンド表現をするというテーマに着々と肉付けが進んできている
2番目に登場したのは久しぶりの スズキリウイチ
とういうのは彼は現在は四国に拠点を持っている みかん農家をやっていやのだが久しぶりに会ったら今は船の免許を取って漁業に携わっているという それもあってか肩まで伸ばしていた長髪をばっさり切って日焼けして「海の男」になっていた そして曲は以前から持っていた激烈でヘビーな歌い方にさらに重量感が加わりそこに彼独特のシニカルでそのくせなんか笑えるような独特な世界・・・海に出てもこのシンガーの舳先はまったくブレていなかった
3番目に登場するのはロックユニット「カーリーズ」のg/voをやっている カーリーズ佐藤
この彼が作り出すサウンドはどことなくアメリカ南部のそれもミシシッピ河の匂いがする タイトでソリッドなリズムに乗って彼の歌は鋭さと独特のリズムを強烈に持つ
今日は最初からどんどん飛ばしてゆく 前の曲の終りのギターの音がまだ残っているうちに次の曲がもうスタートするというようなテンポで・・・彼はギターもだが声でビートを叩き出す
今日はもう最後の曲までとてもゴキゲンにドライブしていた
4番目に登場するのはアコギ弾き語りシンガー SHIM
タイトなギターワークとクールだが表現力豊かなボーカル 彼の演奏は声も言葉もギターも一つ一つのフレーズをとても大切に丁寧に出してくる 曲のタイトルや歌詞もなかなかキャッチーでいいのだ 「904のベランダで・・・」「妄想キッチン」などなど・・・言葉が記憶に張り付いてくる
そして今日最後に登場するのはエレキギター弾き語りの 田島章年
彼のハスキーでふり絞るような声で歌われる歌はバラードばかりなのだが聴いてるとなんとも切なさがあって心に直接入ってくる
ギターは音量を押さえたところからぐわーっと爆音に近いところまでかなりのレンジの広さを持つ ループを使ったギターソロもギターと歌とが本当に一体となって曲を構成している これにはけっこうやられちゃうのだ!
高円寺ライブハウス ペンギンハウス