もう一度ブルース   45

ラルフ・エリスンの小説『見えない人間』で「ピーター・ウィートストロー、悪魔のひとりしかない義理の息子、ピアノ弾きでウィスキー飲み」と自己紹介しているキャラクターの実在のモデルだった彼は1902年12月21日、テネシー州リプリー生まれ1941年12月21日、イリノイ州イースト・セントルイスにて死去

1930年代に絶大な人気があり、たくさんのレコードを吹き込んだ歌手だ

「悪魔の義理の息子」あるいは「地獄の保安官」と自称していたウィートストローは、160曲以上のブルースを録音している

とにかく莫大な曲を残している彼はそんなにギターもピアノも歌も上手くは無いのになぜか人気がすごくあった これも義理のおやじが悪魔だったからだろうか

ただ、「悪魔と十字路で契約した」と言われたロバート・ジョンソンと比べるとピーティーの歌にはその根底に悪魔さえ利用しちゃうちゃっかりとしたしたたかな黒人の姿が見えてくる

彼の歌は不吉であってもジョンソンと違って明るいのだ

とても沢山の曲をそれも色々なミュージシャンたちと残している さて、少し紹介をしよう

まずはスライドギターと共演しているこの曲

そしてギターとのこの曲 ギタリストはよく一緒に組んでいた「チャーリー・ジョーダンCHARLEY JORDAN」じゃないかと思う   続く

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

http://penguinhouse.net/how

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