羽のように   11日

やっぱり暑くなってきた 昼間表を歩き回るとちょっと汗ばんでくるねえ 道ばたの植え込みには今ちょうどツツジが見頃だねえ

では今日 11日(木)のライブレポート

ペンギンハウスライブ今日最初の演奏者は三浦陽子トリオ メンバーは三浦陽子(p),立岩潤三(ds),衣笠未知(クラリネット)

立岩はよく三浦とは組むドラマーだがクラリネットの衣笠は初参加 彼女は元々「きぬがさや」という4人ユニットでここにも出ているのだが、前回たまたま三浦と対バンになって意気投合し「今度一緒にやらない?」と誘ったということだ

初顔合わせで初音あわせ 今日までリハもしてないというこの三人・・・でもこの現場に来てからの音の合せ方が素敵だった 現場で造ってゆくというスリリングさなのにまるで昔から一緒にやってきた同志みたいだった 三人には共通点があつように思った 「ドライでクール」なのだ これからじめっとしてくる季節にこの音・・・また聴きたくなる

2番目に登場したのはAriaギターとピアノの弾き語りシンガー その異色とも言える独特の表現方法は聴く者をまた独特な世界へと連れてゆく 今日はポエムと曲を交互にという読み聞かせ童話のようなスタイル この人の創る世界は本当に「夜と死と別れ」に満ちている

最後に読んだアンデルセンの話だという「プルチネッラ」の話・・・本当に悲しいお話だった

3番目に登場するのはジョコンダの憂鬱

今日もほとんど暗闇の中から彼の音が飛んでくる 前のAria が暗闇に沈みこんでゆくような世界を創っているとすれば彼は暗闇から沸きあがってくるような演奏だ

今日は最初からものすごいテンションで今日の演奏が始まる それはとにかく全く途切れることなく続いた・・・大丈夫なのか? するとぱたっと演奏が止まった 時間を観たらまだ開始から25分しか経っていない あとで彼に訊いてみた すると「ぐわーっと行っちゃってそこから戻るのもどうかと思って・・・」なるほど わかる

そして今日最後の演奏者は斉藤麻莉 ピアノ+キーボードを自在に時には同時に弾きながらのインプロインスト 今日の彼女が創っていたメロディーライン・・・美しかったなあ

そしてふと気が付いたのだ ピアノとキーボードを同時に弾いているときの彼女の腕の動き・・・なんか鳥みたいだ それも大きな・・・まるで白鳥みたいだったのだ

今日のオムニバス動画です


高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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