嗚呼、音楽と人生。みんなちがって、みんないい。さて今日のライブレポートです。
ペンギンハウスライブ今日最初の演奏者はMORI-SHIN
オープンコード(DとかDマイナ)ならではの響きが心地よくて、欲しいところでスライドが入って、間髪入れずズシッとした6弦が刻まれるーーーブルースギターのかっこよさを再認識できました。
小指にはめているボトルを良く見たら・・・楽器屋さんで売っているスティール製のボトルネックではないのです。訪ねてみると、なんと「新ルルA錠(第一三共ヘルスケア)」の飲み終わったガラス瓶だそうです! 軽くてとてもいいとのこと。
2番目に登場したのはコトナシソ
独特なディレイ・サウンドが特徴的です。ゆっくりと宇宙まで運んでくれる、そんなステージでした。しっかりと粒を弾き、それにディレイを重ねていくのです。
幻想的な曲も多く、1人ギターのみで奏でる孤高のサイケデリック・サウンドなのです。
3番目に登場するのはMΛNTRΛ
ミヌマ(g)シラコ(per)じゃいあん(b)のトリオです。一曲目(カメレオン)からチョイ跳ねなグルーブが炸裂してました。お客さんは全員、身体が動いていました。
じゃいあんさんがベースを歌いながら弾く、正確に言うと自分が弾くベースラインをユニゾン(ユニゾンでないときもある)で口ずさみながら弾く、これがまたいいのです。
ミヌマさんがギターを奇麗にフィードバックさせながら演奏した曲が個人的に印象深く、音の変化や倍音が非常に美しかったです。
最後の曲、シラコさんが速めの16を刻み続け、そこへベースとギターが情景を描くようでした。色彩豊かな演奏だなあ・・
そして今日最後の演奏者は石田幹雄
開店前早めにやって来た彼は一見、物静かで知的な雰囲気を持つ青年です。しかしピアノの前に座るとーーー一瞬でオーディエンスを振り向かせ、引き込む魔法の力を持っていて、惜しみなくその力を披露してくれます。後半になると、もう唸りながら、ピアノと身体が一つとなり、絞り出すように弾くその姿が感動的なのです。
今日の演奏を聴きながら、まるで映画を観るようにいくつもの風景を垣間見ることができました。ありがとう!
今夜もペンギンハウスはいい夜でした。
レポート:本日のPA担当ヤマノ
今日のオムニバス動画です
高円寺ライブハウス ペンギンハウス
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