ギターギター  5

さて、ピーター・ポール&マリー(今後は略してPPMと呼ぶ)はオリジナル曲もいっぱい作ったし、アメリカのトラッディショナル曲も多く取上げていますが、その他に別のシンガー・・・特にあまり知られてなかった新人の曲を取上げることも多かったのです

その中でもダントツに多く取上げたのが「ボブ・ディラン」の曲でした

当時のディランはまだフォ-クシーンにようやく顔を出し始めたばかりで一部のファンにしか知られてなかった 当時のディランの才能にいち早く目をつけたのがPPMのマネージャーだったアルバート・グロスマンで、彼は積極的にディランの曲を彼らに演奏させるように進めてきた PPMが歌ったことでボブ・ディランという若いシンガーソングライターに注目が集まるようになったのです

実はそれは僕も同じで、後にあまりにも有名になる「風に吹かれて Blwin’ in the Wind」や「くよくよするなよ Don’t think Twice」も初めPPMで知ったのです

そしてそれから知ったディランのオリジナルを聴いた多くの人たちがそう思ったように、僕もこう思いました
「ディラン・・・下手だなあ」(笑)

それではそれぞれの曲、聞き比べてみましょうか





ちなみに彼らの関係ですがPPMの3人も、グロスマンもディランも全員ユダヤ系アメリカ人です

そういえば、ディランといえばあまりにも有名なこの曲もPPMはカバーしてます それもこの当時ディランはオートバイ事故以来一切表に出て来ず、レコーディングも表向きにはまったくやってなかった(しかし実はこの時期も密かに「ザ・バンド」と一緒に録音を残していた・・・それが後に「ベースメントテープ」として発表されます)ので、当時はPPMの演奏でしか聴けなかったのです

次回もPPMについて話します
高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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