ギターギター 33

「ドック・ボッグス」の演奏には黒人の音楽の影響がかなり見られますが、実はその「マウンテンマイナー」チューニングのルーツは違うところにありました

次の動画は「アイリッシュミュージック」をギターで弾くシーンが納められていますが、このときこのギタリストが使ってるチューニングが「DADGAD」というチューニングなのです

この不思議な名前は6弦から1弦に向かってそれぞれの弦を合わせる音のことです ここで面白いのは一般的な「オープンDチューニング」それは「D/A/D/F#/A/D」と一箇所だけ違うというところ ここをなぜあえてF#ではなくGにしたのか・・・それはこのチューニングが持つマジカルな要素があるからなんだと思います

さて、話を戻しますが昨日紹介した「マウンテンマイナー」チューニングはこういう音で出来上がっています 5弦=G、4弦=D,3弦=G,2弦=C,1弦=D
これも実はバンジョーのチューニングで一番オーソドックスな「オープンGチューニング]

が「GDGBD」で出来上がってるのに対して2弦を半音B→Cと挙げている点で共通しています 実際に私が動画で説明をしてみました

バンジョーの場合は5弦が一番高い音になるので並びが違いますが、この動画のとおり「DADGAD」チューニングにしたギターに5フレットへカポをつけると全く同じ音の配列になります つまり、「マウンテンマイナー」チューニングのルーツはアイルランドにあったということです

このようにアパラチアに定住した人たちは故郷のアイルランド・スコットランドから彼らが元々やっていたお音楽のルーツを持ち込んだのですが、持ち込んだのは音楽だけではありませんでした

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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