ギターギター 78

さて、ミシシッピからシカゴにやってきたブルースマンの中で「マディ・ウォーターズ」とも「ロバート・ナイトホーク」とも違うスライドギタースタイルで人気を博した男がいました

その名は「エルモア・ジェイムス(Elmore James)」

1918年1月18日、ミシシッピー州ホームズ・カウンティのリッチモンドで生まれました。本名はエルモア・ブルックスです。従兄弟にはホームシック・ジェイムズがいます。12歳の時からギターを弾き始めて、その後、南部を中心として活動しました。ロバート・ジョンソン、ココモ・アーノルドから影響を受けています。1952年にトランペットで初吹き込みして大ヒットした「Dust My Broom」に代表されるブルーム調は、ロバート・ジョンソンの曲を、エレキ・ギターを使ったボトルネック奏法で拡張したもので、ハウンドドッグ・テイラー、J.B.ハットーなどに大きな影響を与えました。1952年にシカゴに移り、ミーティア、フレアなどに録音を重ねました。1950年代後期のファイア録音にも多くの傑作があります。1963年9月23日にシカゴで心臓麻痺のため死去しました。(以上;ラディカル・ビスケットより)

まずは代表的なこの曲 いわゆる「エルモアスタイル」と呼ばれる彼の3連音符を強調したギタースタイルは聞けば一発で覚えてしまうでしょう

この「Dust My Broom」は元々エルモアが一緒に活動していた「ロバート・ジョンソン」のオリジナル曲と言われてますが、もしかすると始めたのはエルモアが先でロバートがカバーしたのかも知れません

私は当時彼の音楽が大好きでアルバムを何枚も買いました 多分戦後のブルースマンの中で彼のアルバムが一番多かったかも知れません

しかし・・・どのアルバムを聴いてもその中の彼のスタイルはほとんど同じです まるで「金太郎飴」のようにどこを切ってもあの「ギャギャギャ・ギャギャギャ」という3連フレーズ・・・それに曲も似たようなのが多くて「Dust My Broom」なんかちょっとアレンジを変えて何度も吹き込んでいます(笑)

なのに、なぜか飽きないのです・・・一時の私はまるで「エルモア中毒」でした

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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